あと、根本的な帰属のエラーにも、注意が必要です。原因を、内的要因に過度に帰属させる、社会心理学上の問題です。
http://togetter.com/li/436156
『Re:コミュ障に悩む技術者へ。 - Togetter』に言及して、忘れていましたが「根本的な帰属の誤り」の一例。...こう考えると分かり易いかな、と思う。
例えば、車で(外からは分からないけれど)助手席に出産時期が近い奥さんを乗せていました。
で、普段の車の運転はとても丁寧な人。
その人が、奥さんが破水して、慌てて病院に急ぐ運転をしていました。
外から見る人は「何て乱暴な運転をする人だ」とは見ても、「助手席に、出産間際で苦しむ奥さんが乗っています」とは気付きにくいものなんだよ、という事。
IT業界の作業って、その業界の人、というか、その現場の人にとっても、その人の作業は非常に分かりにくいものです。だからこそ、「見える化」するんですが、それにも長短あるし、そうしてもなかなか作業内容は見えないんですね。一応、現場も知っているので、実情は知ってます。
だから、会話は重要なんですよ。ただ、そういう場合でもコメントしましたが、現場の実情として「弱い立場のせいにされる。」ってことがあります。
『ま、会話が成立しない場合は、「片方ではなく」、大抵、「双方に問題がある」けどね。ただ、弱い立場のせいにされるけど。』も、17 も「いいね」を得て、さらに増えているので、現場の感覚に乖離してはいないと思う。
現場に関わるものとして、「ちゃんと会話は双方の責任*1」としての認識が強まって欲しい。
なお、「根本的な帰属の誤り」についての例では『[急いでいるときにかぎって信号が赤になるのはなぜ?―“あるある体験”の心理学]』も参考にしています。良い本*2ですので、ご参考に。
参考リンク
『Re:コミュ障に悩む技術者へ。 - Togetter』
『http://www8.plala.or.jp/psychology/topic/kizoku.htm』