『福島第一の収束作業をやっていて初めてむなしさを感じた。 - Togetter』の記事を見て、色々思うことあった。
どういうシチュエーションで言われた言葉なのか。実際には、どんなニュアンスだったんだろうか、とか。
私自身は、こう書いた。
[
感謝の感想を、現地に伝えたい。 少し歯がゆい気持ちがある。 .@powerpc970 さんの「福島第一の収束作業をやっていて初めてむなしさを感じた。」をお気に入りにしました。 togetter.com/li/381739
— luckdragon2009(rt用)さん (@rt_luckdragon) 9月 30, 2012
インフラや、日常を支えている人の感謝、って難しいと思う。 普通に、何気に仕事をしている人も、みんな社会を支えているのにね。
— luckdragon2009(rt用)さん (@rt_luckdragon) 9月 30, 2012
]...他に、まとめのコメント欄にも書いたけれど、それはそっちを見てもらうということで。
実際、今日は台風が通過した後だけれど、首都圏の鉄道の保線区の人とか、電気・ガス・水道関係の人、河川関係の水位監視の人、当然にコンピュータの情報ネットワーク管理*1の人、その他いっぱいの人が社会の基盤を支え続けていて、社会が日常的に「普通に動くこと」を可能にしている。
インフラっていうのは、日常的に動き続けていることが普通なので、仕事がうまくいっている時は姿が見えないんですね。
ファーストサーバ騒動*2を思い出してもらえば分かりますが、注目されるのは問題が起きたとき、です。もしくは、問題が起きているかも、と疑いを持たれた時。いずれにしても、正常なときには、姿が隠れた存在です。
そういう人たちが、地味に毎日働いて、まとめの福島原発だけではなく、他の多くの社会基盤を支え続けている、という事を忘れないでいたいと思います。...そうしないと、そういう現場で、心が折れる。実際、そういう事が多い仕事場だと思います。私も、係ったことありますし、今でも、そういう仕事場とつながりがあります*3。
そういう仕事が存在し続けていること、を意識していたい。そして、その仕事への敬意を持ち続けていたい、そう思います。
後、そういう仕事がある事を覚えておくと同時に、そういう隠れた苦労が、自分の無理解で、人の仕事に隠れていること、それを忘れがちな事を意識しておきたいと思う。
これは、インフラに限らず、自分の周囲の同僚、先輩、後輩についても同じ事。結構、無理解から、人の仕事を簡単に出来る仕事、と言いがちですね。
結局、後認知バイアス*4や、自分の相手へのディスカウント心理*5だったりすると思うのですけど。
人を安易に理解し、分かったつもりになる前に、「仕事をより良く進める為の努力を、お互いにするべきなんじゃないか」と、仕事が始まる月曜日の朝*6に思った。
関連リンク
『福島第一の収束作業をやっていて初めてむなしさを感じた。 - Togetter』『コンピュータの話題をBlogで: ファーストサーバ事件に見る騒動への違和感と「教訓」』
『http://blog.goo.ne.jp/koyahi0814/e/0e57a3c7e3154ea1fbce8cc5d3105962』『認知バイアス-俺は最初から分かってたよ(あと知恵バイアス)』
『http://blog.goo.ne.jp/nijiiro-heart/e/7f197c2dd812c6b15ab9dbf93165aa47』
『追記:「根本的な帰属性の誤り」について - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック』
*1:サーバーや、ネットワークのステータス監視の人も含めて。
*2:参考記事:『コンピュータの話題をBlogで: ファーストサーバ事件に見る騒動への違和感と「教訓」』『http://blog.goo.ne.jp/koyahi0814/e/0e57a3c7e3154ea1fbce8cc5d3105962』
*3:だからこそ、現場の苦悩を知っているわけですが...。
*4:記事『認知バイアス-俺は最初から分かってたよ(あと知恵バイアス)』
*5:参考『http://blog.goo.ne.jp/nijiiro-heart/e/7f197c2dd812c6b15ab9dbf93165aa47』。なお、根本的な帰属性の誤り、という部分もある。→『追記:「根本的な帰属性の誤り」について - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック』
*6:もちろん、そういうスケジュールで動いていない仕事の人たちもいる。インフラ系は特にそうですね。