luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

人の仕事に感謝する気持ちを忘れずに。そして、自分が簡単に相手を理解したつもりにならないことも、お忘れなく。

福島第一の収束作業をやっていて初めてむなしさを感じた。 - Togetter』の記事を見て、色々思うことあった。
どういうシチュエーションで言われた言葉なのか。実際には、どんなニュアンスだったんだろうか、とか。
私自身は、こう書いた。
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...他に、まとめのコメント欄にも書いたけれど、それはそっちを見てもらうということで。


実際、今日は台風が通過した後だけれど、首都圏の鉄道の保線区の人とか、電気・ガス・水道関係の人、河川関係の水位監視の人、当然にコンピュータの情報ネットワーク管理*1の人、その他いっぱいの人が社会の基盤を支え続けていて、社会が日常的に「普通に動くこと」を可能にしている。
インフラっていうのは、日常的に動き続けていることが普通なので、仕事がうまくいっている時は姿が見えないんですね。
ファーストサーバ騒動*2を思い出してもらえば分かりますが、注目されるのは問題が起きたとき、です。もしくは、問題が起きているかも、と疑いを持たれた時。いずれにしても、正常なときには、姿が隠れた存在です。
そういう人たちが、地味に毎日働いて、まとめの福島原発だけではなく、他の多くの社会基盤を支え続けている、という事を忘れないでいたいと思います。...そうしないと、そういう現場で、心が折れる。実際、そういう事が多い仕事場だと思います。私も、係ったことありますし、今でも、そういう仕事場とつながりがあります*3


そういう仕事が存在し続けていること、を意識していたい。そして、その仕事への敬意を持ち続けていたい、そう思います。
後、そういう仕事がある事を覚えておくと同時に、そういう隠れた苦労が、自分の無理解で、人の仕事に隠れていること、それを忘れがちな事を意識しておきたいと思う。
これは、インフラに限らず、自分の周囲の同僚、先輩、後輩についても同じ事。結構、無理解から、人の仕事を簡単に出来る仕事、と言いがちですね。
結局、後認知バイアス*4や、自分の相手へのディスカウント心理*5だったりすると思うのですけど。
人を安易に理解し、分かったつもりになる前に、「仕事をより良く進める為の努力を、お互いにするべきなんじゃないか」と、仕事が始まる月曜日の朝*6に思った。

関連リンク
福島第一の収束作業をやっていて初めてむなしさを感じた。 - Togetter

コンピュータの話題をBlogで: ファーストサーバ事件に見る騒動への違和感と「教訓」
http://blog.goo.ne.jp/koyahi0814/e/0e57a3c7e3154ea1fbce8cc5d3105962

認知バイアス-俺は最初から分かってたよ(あと知恵バイアス)
http://blog.goo.ne.jp/nijiiro-heart/e/7f197c2dd812c6b15ab9dbf93165aa47
追記:「根本的な帰属性の誤り」について - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック

*1:サーバーや、ネットワークのステータス監視の人も含めて。

*2:参考記事:『コンピュータの話題をBlogで: ファーストサーバ事件に見る騒動への違和感と「教訓」』『http://blog.goo.ne.jp/koyahi0814/e/0e57a3c7e3154ea1fbce8cc5d3105962

*3:だからこそ、現場の苦悩を知っているわけですが...。

*4:記事『認知バイアス-俺は最初から分かってたよ(あと知恵バイアス)

*5:参考『http://blog.goo.ne.jp/nijiiro-heart/e/7f197c2dd812c6b15ab9dbf93165aa47』。なお、根本的な帰属性の誤り、という部分もある。→『追記:「根本的な帰属性の誤り」について - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック

*6:もちろん、そういうスケジュールで動いていない仕事の人たちもいる。インフラ系は特にそうですね。