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「日本は内部告発者を守ろうとする意識がまだ少ない」という事も伺わせる、日本の政治家の発言。

2013-02-07』より。

luckdragon2009 2013/02/07 08:17
ハラスメント、ってのは、秘密厳守が原則。
デリケートな問題だからです。

luckdragon2009 2013/02/07 08:40
いや、知っている人も、基本隠すんです。
ハラスメント問題では。干渉する人間でるので。

http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20130207

黒猫亭さんが切る女子柔道内部告発の根本的な問題点 - Togetter』より。私のコメント。

ひとまず、関係者はコンプライアンス教育受けてください。総てはそれからだな。

ちなみに、ハラスメントに無関係者の第三者で調査を当てるのは、時に嘘証言も出るので。これの調査は骨ですが、こういう調査のために、それぞれに情報を知らせずに調査する必要があるのです。

誰が何を言った、というのが知られてしまうと、発言者に干渉が及ぶし、発言者自身の問題の認知も変容してしまう可能性が出ます。よって、こういう調査は可能な限り、各個人に、極秘で聞き取り、するんです。

特に調査者に利害関係があると、調査結果に自己のバイアス入れて、事実関係の情報をめちゃくちゃにされてしまいますので。(ちなみに、私は社内ですが、ハラスメント調査の経験あります。めちゃ大変ですよ。)

ハラスメントの調査なのに、それを原因とした、さらなるハラスメント、なんぞ、するなよ。

まあ、ツイートで言い切れる問題ではないですよね、これ。(こういうのは、デリケートかつ複雑なんです。心理分析なんかも想定しないと。)

http://togetter.com/li/451838

勿論、発言したとおり、内部告発に名を借りた個人攻撃というのは実在*1するので、総ての内部告発行為が事実というつもりはありません。
ただ、そもそも干渉を受けてしまいがちな内部告発者は、調査者以外に正体を明かす必要はありません*2
まあ、『オリンパス法律顧問「森・濱田松本」の責任:FACTA ONLINE』の事例のように、調査機関が第三者機関の顔をして、実は企業の用心棒となっている、というパターンもあるので、一筋縄ではいきません。
日本の企業でもコンプライアンス教育と、その執行機関を設置するところも増えてきましたし、常識化してきましたが、現実的な運用としての普及は、まだまだだと感じています。

参考リンク
2013-02-07
黒猫亭さんが切る女子柔道内部告発の根本的な問題点 - Togetter
オリンパス法律顧問「森・濱田松本」の責任:FACTA ONLINE
御器谷法律事務所ホームページ・企業と法律「内部告発」

参考文献
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*1:結構ある。特に口裏を合わせて、というのが厄介。なので、調査は個人を分断して行い、発言の矛盾や論理破綻なども確認します。

*2:このことから、内部告発の窓口は匿名告発を可能にしている場合もあります。