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情報源秘匿を元に、批判を封じるのは、メディアの自殺です。

2010-12-20』より

luckdragon2009 2010/12/20 08:51
よく分かりませんね。> 朝日の態度

ただ、一時期、患者さんのインタビュー記事で、治験の問題に振ろうとした感じはあったそうで、岩田先生のところで一時議論になりました。
> http://georgebest1969.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/post-f3c9.html

多分、迷走中って感じのようですけどね。
傍目で見ていると。

http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20101220

luckdragon2009 2010/12/21 01:51
いずれにせよ、実在人物は、名誉毀損裁判時に証言せざるを得ない気がします。

名誉毀損裁判は、その内容が「名誉を毀損したかどうか」が争われるわけであって、「その内容が事実か、そうではないか」を問いませんが、実際の名誉毀損民事訴訟上の争点を証明するためには、その内容を証言する必要があると思われるからです。

ただし、裁判の証人召喚までは、朝日側も、その人物を特定しないでしょう。(法廷戦術上、妙な干渉をされないために。)

なお、裁判時に、該当者を召還しない(情報源秘匿)場合もあり得ますが、この場合は、裁判自体が朝日側に不利になってしまうような気も。
また、その場合には、世論的にも、論旨構成が微妙に弱い気もしますが。
(そもそも、現報道状況で、世論的に、朝日側報道内容を支持する世論って、形成できているのでしょうか? 治験の体制の実態批判は別にして、ですよ。)

luckdragon2009 2010/12/21 04:21
あと。
一点気になっているのは、初回報道以降で、混合診療の件に論旨を変更しようとした雰囲気が見られるところですね。

...しかし、初回報道も、ナチスドイツと、医師の倫理宣言との関係性の間違い、とか、やはり突っ込みどころが満載なので、証言者出てきても、名誉毀損を問えるか、微妙な気がしてきた...。(こっちは医科研の方)

> http://medg.jp/mt/2010/12/vol-382.html
この件(上先生)に関しては、実在者の証言は必須とは思います。(問うているのは、多分その点、一点だけ。)

http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20101220


さて、最後のコメントに関しては、『2010-12-21』で既に記事にもなっているが、私は、実は証人自体は存在するのではないか、と思い始めています。
無論、ブラフという見方もあるし、結果的に、訴訟上、証人としては証言しない可能性もあるので、何とも言えない部分もあります。しかし、まったく何もなしに記事が書かれたとも思えない。


...つまり「捏造」とするのは、意味が強過ぎるのかもしれないのです。


ここにきて、どうも事情が複雑で簡易には書きにくくなってきていますが、ひとまず、今の私の見解を述べておきます。
名誉毀損の成立要件の中に「公的利益にての発言は、名誉毀損の成立を阻止する」という内容があります。上記、上先生の発言など、まさに公的利益のためのものです。
例え、記事の証人が実在し、情報源の秘匿等の事情により、それを明かせないとしても、もう少し、やり方等はなかったのでしょうか?
上先生がメールマガジンに載せているように、メディアらしく、紙面で反論するとか...。


上先生は、自己事実を確認するためには、関係者全員の確認が必要となります。非存在の証明ですから「悪魔の証明」という事です。*1


これは、メディアに関しての意見に対して、言論封殺を行っているのと等しい。
大きな会社が、非力な個人に対して採る態度としては、あまり好感を持って感じられる行動ではない、と私は思います。


先の大戦の折、新聞社は大本営という情報源からの情報を無批判に報道した。これを戦後は反省し、メディアとしての成長をしなければならない、そういった言説が行われた、と私は記憶しております。...そのためには、自己成長だけではなく、他者の意見にも真摯に耳を傾ける必要があるのではないのでしょうか? それが例え、耳に痛い意見であっても。
...過去の暗黒の世界に、また戻りたいのでしょうか?
私は、「メディアの自殺」が起きて欲しくはない、という視点からも、行動の再考をお願いしたい。今からでも、朝日新聞の「主張の調整」は、可能だと信じています。

関連リンク
2010-12-20
2010-12-21
重要な提案(朝日記事に対して): 楽園はこちら側
http://medg.jp/mt/2010/12/vol-382.html

*1:2010-12-21』の方でも書きましたが、訴訟と言うより、一週間の猶予期間の間に、上先生が考察するに際して、という事です。