何気なくそう「思ってたりする」かもしれませんが、論理的に考えると正しくないですからね。
何も考えずに、気分だけで大勢に乗ると、そういう正しくない行動に染まりがちですが、それは正しくないですからね。
それに気づけていない、という事実そのものが、正しく行動できていない、という証明になってしまっています。
ちゃんと、頭で考えてね。
大勢が正しい結論を出せる命題というのは、大勢が間違えないような命題です。必然的に、それに関する情報が普遍的に手に入り、正しい結論を出すのが容易な簡単な命題です。
さて、それに対して、普通に情報を得ることが難しいような命題、かつ間違えやすい命題だったら、どうなりますか? 論理的に考えれば、その命題は大勢が間違えます。つまり、多数派の意見が誤り、という事が容易に生じるのですよ。
という事は、大勢が言っていたから、なんて根拠として全然宛にならないという事です。正しい結論だという事はちゃんと論理的に正しい情報を基盤に、正しい推論で導き出す必要があります。それ以外は正しいと言えないのですよ。
気分で、大勢に従っていると、そういう風に正しくない結論を出す思考に染まりますから、そういう事にちゃんと気づいておいてくださいね。
難しい問題については、多数決で決定すると正しくない可能性が出てくるのです*1。
なお、今回は集団で熟考思考したら、どうなるか、ちゃんと高度に思考した結果を、結論に取り入れられるか、は考察の対象とはしていません。
あくまで単独思考での多数決に従ったら、という話なので、その点は誤解されませんように。
*1:最先端の科学命題なんて、ごく少数の人間しか正しく論じられない筈です。高度な法律問題だとか、高度な問題解決だとか。難易度が高いパズルとかを想定しても、そうでしょ?