luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

自分がそうではないのに、相手が特定の像を投影してくる場合には、要注意。

典型的な心理は投影です。→ 投影:心理学基礎用語集
自分が感じている感情や心理を、相手が抱いていると思ってしまう。その感情は本人にとって排除したい感情や心理なので、実は本人が感じているのですが、相手がそう思っているんだろ、と考えたりしてしまう。
私はかなり昔に、やたらと相手から体調が悪いんじゃないか、と、ごくごく普通の体調なのに、言われた事があるのですが、これなどは後で考えると、本人自身が体調不良状態に陥っていたのではないか、と思っています。
後、本人が排除したい内容では無くても、物凄く気になっている事だと、認知バイアスが働きます。
何か、思い当る事例があって、職場の体調不良の人を選別したい、みたいな背景感情があり、その認知バイアスがあると、何でもない普通のしぐさに、体調不良というイメージを重ねてしまったりして。
それが冗談で済んでいる時には良いですが、人事課の人や、人事権を持つ人が、その妄想に囚われると、職場の崩壊をもたらす事もありますので、注意が必要です。
一見、荒唐無稽な意見にも見えますけど、案外、妄想に囚われてしまっているような、人事の珍妙な決定というのは実例があります。医療的な健康判断*1を考察せずに、体調不良と決め付ける人が居たら、要注意です。
そういう時には「認知の歪み」あたりを思い出してほしいのですが、思い出してほしい人に限って、そういうのを知らなかったり、そういう思考自体が無かったりするので、頭が痛いですね。


参考リンク 認知のゆがみ10パターン

*1:医療の場合だって、微妙な時はありますからね。せっかくの慎重判断を勝手に過剰に受け取ったりする人もいます。