luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

社会的悪癖を改善しようとする事態を悪化させる、他者不在の視点。

いったん保留にしている記事は、推敲が厄介なので、今日は昨日の続きを少し。
超長時間労働に染まるという事。メモ書き程度ですが。 - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック より。

その人にとっての勝手な基準を、定時時間とする心理があれば、なるほど、無制限に基準を(心理上だが)変化させればいいので、無制限に残業は増えるわな。

http://d.hatena.ne.jp/luckdragon2009/20151104/1446582020


これ、実は明らかにおかしいのね。そう言ってしまう人が...。
勿論、例外規定で、下記の事項を無効化しているからこそ、残業は発生しているのだけど、基本的な法規上の規定は、下記の通り。
労働基準法 より。

   第四章 労働時間、休憩、休日及び年次有給休暇

(労働時間)
第三十二条  使用者は、労働者に、休憩時間を除き一週間について四十時間を超えて、労働させてはならない。
○2  使用者は、一週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き一日について八時間を超えて、労働させてはならない。

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S22/S22HO049.html

一般的な定時とは、上記に記載してある、制限時間の八時間の事を示しているので、そもそもが規定されている通り、その八時間こそが定時の基本労働時間となります。
でも、そんな社会的な内容とは別に、その手の人は、自分の勝手な基準を持ち出してくるわけ。そこには、他者の存在は無く、身勝手な、その人の独善的な視点がある。
まあ、世の中の悪癖と言われるものは、こういう勝手な基準を作り、それを強く押し付ける同調圧力を継続して存続させる、何らかの要因があるからこそ、継続してしまうのですけどね。


他者不在の視点の中には、他の人が家族、恋人と過ごしたり、重要な用事を済ませたり、健康を保持したり、不調を癒したり、という内容は無い。
下手をすれば、自分の普通の生活を放棄した慣習を、他者に押し付けているだけ、という事もある。
本人が、自分の人生を放棄するのは勝手だが、他人をそれに巻き込むのは、多大な迷惑なんですけどね。