luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

問題を解決する事より、原因を叩く愚かしさ。

時間が無いので、今日は問題点を示唆するだけに留めます。
物事がとある状態にある時に、何故、それがそうなったのか、と疑問を持つかもしれないが、それがそうなった過去の状態がどうなっていたか、という事を知る事は難しい。
簡単だよ、と思う人は、過去に知られていない、多くの事を自分がその時点で、「知ってしまっている」ことが見えていない。過去に知られていない、多くの事実を「知らずに」結論を出した以上、過去に既知であった限定的な知識で、その状態を決定した筈。
それを「知らない仮定」で、紐解くのは非常に困難です。後認知バイアスを効かない状態に、自分を持っていくのは非常に困難だと思う。
特定の何かが問題を発生させている、と思った時に、「本当にそうか?」と考えない人間は、何度でも誤った相手を叩く。そんな事より、問題をどうやったら解決させられるだろう、と考えた方が、建設的。
正しく問題の原因を突き止めても、大抵、その原因は他の何らかの要因に影響されている、というのがひどくありふれている状況では、そもそも、真の原因なんかあるのか? と、原因を糾弾する強い意見が出てくるたびに、懐疑心が生じます。