luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

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何か微妙だった。「西の魔女が死んだ」

映画の評価は色々高いみたいだし、原作も評価高いみたいのですが、私的にはかなり微妙だった作品。
映画のラストに、印象深いシーンがあって、そこで主人公とおばあちゃんとの会話の重要な項目が一つ、解決される*1のですが、あの項目を作るためには、経験が必要で、経験の前にあれを作るのはできない。
勿論、魔女という言葉が出てくるように、物語では魔法が存在するので、それが成立させている、という考え方が出来るんですが、今一つ魔法についても曖昧な記載で、どういう事を魔法と言いたいのか、イメージできなかった。
なお、ネタバレを防ぐために、ラストシーンを曖昧に言っていますが、あまりにもさり気ないシーンなので、こんなものかね? と拍子抜けするかも知れません。


描写の素っ気なさも含めて、私の評価は微妙です。ただ、人の交流を重視する人が好きそうな映画ではあります。
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*1:物語の中で、主人公はおばあちゃんと諍いをしたままで、特にそれを解決する事をしていないのですが、そこで彼女の行動とは無関係に問題が一方的に解決されているのも、ちょっと気になった。主人公が成長したのかどうかも、おばあちゃんの教えてくれたことが生きているかも、特に語られないし。