今日は先日から紹介するよ、と言いかけていた映画を紹介します。
「青い鳥」です。
これ、けっこう凄い映画ですよ。阿部寛さんの演技も良いんですが、この映画が伝えているメッセージが、なかなか考えさせられるんですよ。
「人はなかなか強くなれない。強くなろうとしなくてもいいんだ。間違いを侵さない人なんかいないんだ。...でも、起きたことを忘れずに、起こしたことを忘れずに、責任を取っていくんだ。」
映画を観てほしいので、細かい処は言いません。
いじめが起きた学校はよく「対策を講じました。今後はこんなことは起こしません」と宣言するのですが、事態はそんな安易な宣言をする姿勢にあるんじゃないか、と映画を観ていると、思います。
対策が対策になっていなかったり、対策自身に問題の芽*1があったり。
いじめが起きるってのは、そういう対策がないから、ではないと思うんですよね。
いじめっていうのは、常に起こりがちな要素が世の中に存在し続けているから、起きる。
だから、起きることを想定して、「起きさせないではなく、起き始めていたら、どう対策していこうか」、そう考えて行動する事が大事だと思うんです。
世の中、総て強い人ばかりではないし、どこかに弱い人ができる。弱い人に、大抵の悪い事はしわ寄せされる。その状況で起きてくるのが、いじめです。だから、子供の世界だけではなく、大人の世界にも「ハラスメント」が、「大人のいじめ」があります。
大事な事は、そんな中で、自分が対峙している相手を良く見つめ、自分が公平であったか、アンフェアな事を相手に強いていないか、を考える事だと思います。そして、起きたことを忘れず*2に、ちゃんと責任を取っていく事。
...とても良い映画でした。
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