luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

責任を取るという事。

今度紹介しようかな、と思っている映画に、少し気になる言葉があった。
「人は完全な存在にはなれない。しかし、自ら起こした事を忘れ去らず、責任を持たなければならない」というような意味を持った言葉だ。
とても大切な事だと思う。特に、最後の「責任を持つ」という処が。


人は権限を持ち、相手を裁可するという優位な立場に置かれると、自らの起こした行動の責任に対して無責任になりがちだ。
人を管理する立場になれば、その組織の中で心病む人が出た際に、その責任を持つ事に対しては、昨日の 無能な管理の中で、心を病む例が増えている。 - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック で述べた。総ての起きた事の責任を持つ必要はないと思うが、直接間接の影響力行使の責任は、負うべきだと考える。
また、最近では良く話に出るが、悪辣な人事行為も、その人に対する心や、財産や、身体を害する行為になりうるから、自己の決定の責任はやはり負うべきと考える。
安易に、派遣労働者を切り、その後その人がどうなっても良いと考える人は、その人がその後の新たな派遣先への応募で、ちゃんと扱われるか、自己の決裁がそれに悪影響を与えていないか、確認する人は少ないと思う。しかし、実際の事例では無神経な行為が、それなりに悪影響を与えている。時に数か月の無職期間を発生させた事例もある。
あまり報道されてはいないが、その中には噴飯ものである、応募者が若くない、とか、女性ではなかった、とか、そういうものも実例として存在する。
まあ、その一方で、その組織に貢献する人は外部からの派遣労働者であろうと、高い評価を与える組織もあるので、なかなか落差へ激しいのだが...。


いずれにせよ、人が何らかの行動を起こす際には、起こした行為の責任と言うものは存在する。
どうか、それを忘れないでいてほしい。人に蔑まれた人間は、その人間が忘れても、その人間が行った行為を決して忘れないのであるから...。