luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

鬱気分になる前に、ちょっと立ち止まって欲しい。

人は、相手を理解する際に、相手の周囲にある外的要因に気づかず、その人の内面にばかり原因を求め、批判しがちだ。
これは、時には内輪受けの多い職場などで、自分たちは状況を良く知っているのに、それを知らない新しい派遣の人*1に仕事を振り、それで相手が失敗したりする事例などで、非常に良く出くわす感情ですね。
相手に説明しなかった自分たちを棚に上げ、その派遣労働者にあたる。試験勤務期間中にこれにぶつかって、理不尽な初期契約期間のみの契約にされた人も多いのではないか?
これを「基本的な帰属の誤り」と言います。知っている人は、それについて良く配慮するのですが、無知だと、心理的なバランスを考察せずに、相手の攻撃しかしません。
確証バイアスもあるので、いったん相手を非難し過ぎると、相手の悪い処ばっかりチェリーピッキングする心理になり、本当は良い処も悪い処もある相手なのに、全く駄目だ、と言ってしまったりします。
「基本的な帰属の誤り」に関しての、良い記事を見つけましたので、何か失敗をしてしまって鬱気分になっているのであれば、Fundamental Attribution Error (基本的な帰属の誤り) - 興味津々心理学 を読んでみてください。

たとえば、同僚が仕事で失敗すると、周りの人間は、その人の能力や性格や、怠慢のせいだと思いがちで、その人の置かれていた状況などの外的要因に意外と気付かない。

http://blog.goo.ne.jp/smf405/e/3fae52b65cd02738971c73a63c162130


バランスのとれた判断が重要ですよ。

関連リンク
http://www8.plala.or.jp/psychology/topic/kizoku.htm

まぁ、他の人に迷惑をかけないような小さいものであれば良くあることなのでいいとは思いますが、誤った原因帰属がもとで人間関係が崩れてしまうこともありえますので、十分注意が必要ではないでしょうか。

http://www8.plala.or.jp/psychology/topic/kizoku.htm

*1:ここで派遣の人を挙げたのは、協力会社さんみたいな対等の関係だと、そういう感情が発生しにくいから。バランスがある評価を行い、偏見を持たないようにしようとする人には、原因帰属の誤りは発生しにくい。