luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

有期雇用契約の不思議。違法性行為への無意識強制。

有期雇用契約に関しての不思議な雰囲気は、中小企業で見られるような無期雇用契約者への違法行為のような行為が、大企業の事例でもしばしばみられる事にある。
中小企業であるのなら、スキル不足とか、そもそもが企業の選任担当者の不在などの不良な企業事情*1が関係していると見ることもできる。しかし、大企業でもそういう状態なのは、労働者派遣法を真面目に勉強せずとも、故に本質的に労働者派遣法の労働者を正しく法律上で理解せずとも、短期に自己に便利に使いまわせる労働者としか、有期雇用契約者を想定していない企業が多いのではないかと疑っています。
違法行為としてしばしば耳にし、常態化しているのではないか、と思えるのは契約更新にまつわる部分ですね。契約更新の告知が更新日の近傍である、つまり勤務停止の直前になっての通告が非常に多い。また、その状態を誤魔化すためなのか、その際に雇用契約者に手ひどい非難を浴びせて、抗議を封じる企業*2まである。
また、あまりそういう事例は周囲では聞かないのですが、u—LŠúŒÙ—pŒ_–ñv‚p•‚` @ によれば、「現実に有給休暇の発生しないように6ヵ月以内の雇用契約を結び、数日あけて、同じ人と新たに契約を結ぶといった脱法行為をしているところはたくさんあります。」という事もあるようですね。
また、これは酷いと思った実例ですが、実際の業務開始日が、とある月の初日であるとしていたにも関わらず、実施企業の都合で勝手にひと月開始日を遅らせ、労働契約者を一か月無給状態にしてしまった事例もありました。当然ながら、その労働者は困窮に陥った訳です。
これ以外にも、元々時間シフト制で雇用契約を結んだ訳でもない労働者に、突然時間シフト制を課したり、現場では禁じられている行為を、派遣先の企業が労働者に圧力をかけて行わせ、それが発覚しそうになって、本来は派遣先企業に責任があるのに、その労働者が契約を終了する羽目になったり、という事件も起きています。

*1:これ自体は、それはそれで問題ありなんですが。中小企業といえども、法律はきっちり守る必要がある。

*2:この企業は銀行系への派遣を行っている企業。こういう風に挙げている事で分かる通り、私は実例で話をしています。