luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

医療者ではない視点から。シオノギ製薬の CM に対する反応を見て。

多くの医療者や、ブログで指摘されています。以下に記事群*1を。

抗インフルエンザ薬 と その周辺 - 感染症診療の原則
紺谷内科婦人科クリニック 院長ブログ
おかしいことは おかしい という。 - 感染症診療の原則
シオノギ製薬のインフルエンザCMに対する批判的な反応まとめ - Togetter
今にも落ちて来そうな空の下で : 年末から医療従事者の間でひどいと話題になっていた塩野義製薬の抗インフルエンザ薬のCMについて
塩野義製薬のインフルエンザの啓蒙CM・サイトについて : EARLの医学ノート

シオノギ製薬のインフルエンザCMに対する批判的な反応まとめ - Togetter では、私もコメントしています。

書いたコメントは、いまいち理解していない人も居るようだ。何故か、批判に対して攻撃的になってしまっている人も居るし*2
こういう時に、実際の医療機関で働いたり、働いている人の実情を知ってたり、病状判定の難易度を知っている人との温度差が感じられるなあ、と思う。
福島県の産科医療崩壊の遠因ともなっている、という話の「大野病院事件」についても、「杏林大割りばし事件」についても、医療関係者のブログや、会話では、報道関係の暴走の方に重点があったのだが、医療者以外のブログや、一般の人の中にはそうではない反応*3も結構あって、リアルなネット外で、医療関係者に同情的な私は、案外非難にさらされたりもした*4
某まとめのコメント欄の反応についても、そういう意味ではなかなか理解が難しいのかも、と思っている。温度差と言うか、医療に関する意識の違い、みたいなものを感じてしまう。ここの部分の問題点が共有できないと、医療崩壊に関する認識等が色々違ってきてしまうように思う。
私は、どちらかと言うと医療関係者に近い処に居るので、どうにかして、それ以外の層*5に可能な限り、意識差をなくしてほしいと感じてはいるが、なかなか実現が難しい。何か、有効な対策は無いのかなあ、と思っている。

*1:見かけたものだけです。

*2:このため、該当のまとめにコメントをするのは差し控える事にした。

*3:つまり、医療者が酷い、というマスコミ論調に乗った非難。

*4:このことはネットのブログ記事には書いていない。今回が初めて。

*5:一番意識が薄いのは、医療機関に縁遠い、普段健康な人々だと思っている。