luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

報道の矜持、人としての矜持。...信頼喪失って、「記憶されない」と思っていませんか?

郡山市「がんのおはなし」配布記事における秒刊SUNDAYの「公正な報道」 - Togetter より。

引用「ネットで炎上しても別にどうってことないですし。一番怖いのはリアルな生活に影響が出ることと、逮捕されること。」という事のようです。 > http://ascii.jp/elem/000/000/488/488995/index-3.html

でも、炎上した場合って、最終的にはリアルな生活に影響でると思うんですが。 ネットの炎上って、確かにコントロール可能なように見えますが、積み重なると最終的にはリアルな生活に影響でますよね。

何でかというと、仕掛ける側の感覚が鈍るのと、後、そういう意図がある、と判明してくると、うまく言えないけど、燃料がたまっていく感じになりませんかね? 過去の炎上系って、結局そうなっていった気がしますが。

コントロール可能な炎上って、私は幻想だと思ってます。いつか、意図せずに、本人の生活に影響でるんじゃないですか? (なので、私はそういう効果を狙った行動はしないように心掛けています。)

http://togetter.com/li/589993

行動は本人が意図した、炎上誘発の行為だという。実績も、それを裏付けているようだ。
実際に、感情的なまとめや、情に訴えて実際の状況とは異なった方向へ持っていくサイト、さらに乗じるコメント群は、存在する。...時々炎上するし、炎上を意図して行う事も、そういう仕組みを利用すれば可能になっていると感じる。
しかし、過去の炎上は、個人にせよ、法人にせよ、数多くの実生活、リアルな生活への影響を起こしてきている。...個人の炎上に関しては無数の例があるし、法人に関してもサイトが閉鎖されたり、該当の会社が永続的に批判される例もある。
上記の例については、わざわざ、炎上を行っている相手に有益な情報までは提供しませんので、じっくりと色々な処を調べてくれ*1


良く分からないと思うのは、そういう「人の矜持」を外れた行為を行っていると生じる、「感覚のずれ*2」や、「感覚の鈍化*3」に無関心な部分だ。
実際には、そういう行為を続けてくると、上記の効果はほぼ不可避だ。
また、そういう行為からの信頼感の喪失に関して、人々が記憶していかないとする思考*4も、少々「痛い」と言わざるを得ないと思う。
実際には「(自分が忘れても) 他人は、自身に関して不快な事が行われたことを記憶する*5」。 だから、どんなに言いつくろっても、証言を封じても、いつかは炎上が自らの身を火だるまにする日が来る。


炎上を、例えばブラック企業と置き換えてみる*6。該当企業は法人として、圧力的言動により、解雇者や、過労死者、事故者の言動を封じてくること*7が多かった。
しかし、その攻撃性は結局のところ、該当企業を告発する圧力となり、そういった会社は今や「ブラック企業」として、悪名を知られるに至っている。
告発への抑制力が強いブラック企業でさえもが抑えきれないような内容を、単なる炎上商法が抑え切れるとは思えない。

*1:実例は探すのが困難なほど、珍しくはないだろう。ここ数年でもかなりの量があるから。

*2:人としての、ある程度の規範程度は守ろうとする態度からの「ずれ」。

*3:実際には完璧に違法な行為になっているにも関わらず、そのまま行為を続けてしまったり、する。

*4:もし、これに考えがいっていたら、そういう行為が長続きしないと考えるはずだ。まあ、一般には「私だけは大丈夫」心理が働いてしまうので、「堕ちるところまで堕ちる」という事態が発生してしまうのだが。

*5:実際、まとめ 郡山市「がんのおはなし」配布記事における秒刊SUNDAYの「公正な報道」 - Togetter には、不快感を表明するコメントが付いている。

*6:「もしかしたら理解しやすいかも知れない。」と書きましたが、別に「分かりやすく」はならないので、言い換えました。違う視点で考えることで、比較して考えています。

*7:この部分を、炎上への強い抑制と置き換えて考える。なお、ブラック企業は炎上行為などより、ずっと強い抑制コントロール力(権力)を持つ。