luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

相手の批判を真に受けず、冷静に対処するためには。

最近、身の回りで非難合戦が多いような気がする。
気がするだけなら良いが、実際にネットでの騒動*1も起きている。今日は久しぶりに、書籍「人間関係がラクになる心理学 國分康孝」の「人の非難を真に受けるな」の章を引いて、ポイントを記載*2しておこうと思う。


重要なのは下記の点
真に受けてはいけない非難

(1) 自分の事を棚上げにして責任転換している場合

本来、問題が発生した場合には「片方だけに問題がある」というのは、ほぼあり得ないでしょう。それなのに、片方だけに責任を押し付けたり、相互関係を無視して「自分の非難」を言い立てている場合があります。
互いに問題があるのであるなら、反省すべきは双方であって、片方ではないはず。
片方を非難しようとする人は、自己反省無視の欺瞞に陥っています。
過去、小さな箱に閉じこもる問題の書籍を紹介*3しましたが、そういう場合には、一方的に非難に甘んじる必要はありません。...非難は相互にシェアすれば良いだけです。
そして、場合によってですが、自分自身には非がほぼない、という場合もありますね。自分の責任を相手に押し付けているような場合です。

(2) 本人の個人的趣味から生じている不満に対して

元々が本人の偏見や、確証バイアス、ものの見方から生じている場合があります。
「常識」という言葉に代表される、「常識」という名を持つ、個人の偏見からの非難が代表的です。
これ等については、その偏見がどういう経緯で生じているかだけを確認するだけで足ります。特に、気にしなくて良いです。


で、真に受けるべき非難についてですが、書籍にもありますが、その非難の行為と、非難対象となっている自分の人格を分離する事が重要です。
よく考えれば分かりますが、人間は常に非難を受ける行動をし続けているわけではありません。その行動の中で、真に非難を受ける行動をしてしまった、というのが事実でしょう。
行動と人格を分離しないと、非難を受けた自分自身を永遠に責め続けることになっていまします。
...そうではなく、誤った行動であれば、次回から正せばよいので、そこを考えて行動すれば良いです。


なお、それなのに、さらに本人叩きを続行する人が居るのであれば、注意深くスルーする習慣をつけましょう。...そういう人は単純に「個人攻撃をしたいだけの人」です。

[]

*1:目立つのは、乙武さん関係だが、他にもある。

*2:意味を受けての自己解説になっています。オリジナルの文章を読みたい方は、書籍を参照のこと。図書館でも一般的に借りられます。

*3:相手を人として見る、という大切な視点の話、...小さな箱の外に出る勇気。 - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック