luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

人の行動を見て、懸念される行動、そしてアドバイス。肥満について。 (4)

人の行動を見て、懸念される行動、そしてアドバイス。肥満について。 (3) - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック の続きですね。
今日は短い記事です。
人の生まれた境遇の奇跡への、鈍化傾向と、特権階級への警告。 - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック で取り上げた某国会議員の発言で、評価すべきところがあるとすれば「暴飲暴食がイケナイ」という論点のみですね。
全部を取り上げれば、変な発言ですが、「暴飲暴食が生活習慣病のトリガーになりうる事」は、間違っていないです。
人の行動を見て、懸念される行動、そしてアドバイス。肥満について。 (3) - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック で取り上げましたが、日本人自体のインスリン分泌能力は低く、日々の大きなカロリー摂取の管理を支える事が出来ません。つまりは、過度のカロリー摂取を続ければ、関係機能を疲労させ、機能低下をもたらします。
問題なのは、暴飲暴食のレベルまで達しなくても、日々の消費カロリーより摂取カロリーが多ければ容易に体重増加に転ずることです。そして、本日は細かな体内機構の説明は除きますが、体重増加はインスリン抵抗値*1という、インスリンが利きにくい値を上昇させます*2


はっきり言います。体重を測定して、日々体重が増加している、つまりは体重が同じ値を維持していない条件にある方は、日々の生活習慣に何らかの問題*3を抱えています。
同じ体重を維持できないこと。また、体格指数(BMI)*4で肥満型と判断された場合には、自己の生活習慣をチェックする必要があると思います。...特定の年齢層に達していれば、かなり危険度は高いでしょうね。


この連載の次回の話では、生活習慣の話に戻り、どこがイケナイのか、の分析を続けます。

*1:参考 インスリン抵抗性評価法

*2: 日本の医療は世界トップレベル「OECDヘルスデータ2010」 | 最近の関連情報・ニュース | 一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 では、日本の肥満の少なさを挙げていますが、裏返せば「日本人の多くが大きなカロリー摂取を行った場合、生活習慣病を発症するので、肥満状態を維持できない」という可能性もあります。(この可能性はそれなりに正しいと思っていますが、結構複雑な人口モデルを考える必要があると思っているので、証明は脇に置いておきます。)

*3:過食の習慣や、毎回の食事以外に間食を常食している人は要注意ですね。間食は頻度少なく食べるからオプションなのであって、毎回食べるのであれば、それは食事と同じです。勿論、常時の食事習慣の方が、少量でも容易に体重が増えます。

*4:参考 肥満度の計算