『自己陶酔で、自分だけの解決法を提示する事、無かれ。 - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック』を読み返して。
つくづく基本的で当たり前の事を書いてあるなあ、と思いつつ、けど、これを実践できているか、というと、実態は違うよね。
例えば、組織管理の話。「自分の事を分かってもらう視点ではなく、相手の事を分かろうとする視点を持て」と書きましたが、組織の管理者で、ちゃんと部下ないし、関係部署の交渉相手に対して、相手を理解しようとする視点、持てていますか？
で、相手が自分の思うように行動しないと「あいつは私のこと*1を分かっていない。」とか言っちゃっていませんか。それ、まさに前述の指示を守っていない行動、そのものですよ。
もしくは、この内容の前に、「まあ、これは理想論なので...」とうそぶき、類似の行動を起こそうとすらしていない、とかありませんか。それって、単に行動を伴わない、愚痴だけの無能管理者がそこに居る、ってだけですよ。...ちょっと、厳しい言い方をしましたが。
実際、本気で実践している人がいれば、現実の組織管理不全の問題、周囲で多発しているわけがないし、実践の難しさもあるので、意識していても実践に至っていない部分まで含めれば、常に目標として掲げ続けられる未達の目標*2という事だと思います。
まあ、少なくとも「自分が思いついた解決法が、実は相手にとって負担だったり、さらに窮地に陥らせるようなものであったりする事は十分にありえる」についてくらいは、考察して欲しいな。かなりの組織管理者がこの点、守れていないように思うから。
まあ、相手の事を理解することや、相手の置かれている境遇を察する事が出来るか、というのは非常に困難であり、簡単にできることではないので、それを意識して行う事ができる人は素直に尊敬します。
参考文献
[]
