luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

実は結構身近なんじゃないかと思う。個人の多重債務と、困窮問題。

多重債務と過払い金についてのメモ - Togetter』関連ではあるが、ちょっと気になった点で、多重債務者が縁遠い、つまりは自分の問題ではない、と考える向きが、もしあるとしたら、注意喚起しておきたいと思い、今日はそんな記事を書く。
まとめにも書いたが、『http://www.nikkeibp.co.jp/article/sj/20121109/330028/?P=3』より。

ショッピングの限度額まで利用してしまったら、それはもう多重債務予備軍だ。多重債務の相談に訪れる人の中には「リボ払い」がその入り口となった人が多数いる。

http://www.nikkeibp.co.jp/article/sj/20121109/330028/?P=3

...記事の詳細は、リンク先を読んでください。
また、『利用の前によく確認を!クレジットカードのリボルビング払い(発表情報)_国民生活センター』より。

 クレジットカードのリボルビング払いに関する相談が増加傾向にある。カードの申し込み時にリボ専用カードと認識せずに契約し、気づかないまま利用していたという相談や、リボ払いの仕組みをよく分からずに利用し、「手数料ばかり支払っていて、支払残高が減らない」などの相談があった。また、「複数枚のクレジットカードでリボ払いを利用し、支払えなくなった」等の多重債務に陥っている事例が散見された。

(中略)

リボ払いに関する相談件数は、2004〜2009年度合計が1,129件(2009年11月末日までの登録分)で、増加傾向にある。

http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20091216_4.html

そういう話は結構ある。支払いの金額を把握できない、利子が膨らむ...。
リボルビング定額支払いは、結構危うい仕組みだったりする。
よく、クレサラ問題と呼ぶが、確か最初の「クレ」はクレジットカードの略だったはず*1で、サラ金以外にも多重債務者がいるということで、この問題の名称をクレサラ問題と呼んでいるはずである。


また、職が安定しない人がお金に困ることはよくあるし、そういう場合に銀行がお金を貸したがらないので、消費者金融を使うことがあったりすれば、高金利で大きな問題になることが多い。
ベタではあるが、こういう話は「ナニワ金融道」を読むと、具体的な内容でなかなか身につまされる話が多いので、知らない人に読むのを薦めていたりします。
今後、被災地を中心に復興に関して困窮する人が、震災前より増加することも考えられますし、そういった収入が不安定な層に、消費者金融が入り込む傾向があることを考えれば、関連法案の進捗を遅らすことは問題であり、規制が厳しすぎるというのは間違いだと思う。
また、過去に消費者問題に尽力した方々、クレサラ問題に尽力した方々を揶揄した発言をしたり、間違った知識で、間違ったイメージを植えつけるのは大変に問題がある行為であり、それについて関係ある弁護士が強く抗議するのは当たり前であると考える。

[]

*1:ソース確認中。