luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

よく見る、マイノリティに対する迫害に過ぎない。

一瞬、何を言っているのか分からない人もいるかも。
...というより、この感情に酔っている人には、迫害の図式は意識できていないと思うので、私が何を言っているのか*1が分からない人もいるはず。
例えば『てんかん患者運転問題に思う科学性と公正さ - 地下生活者の手遊び』の記事への意見*2とか。
まあ、てんかんの病気の発病率は 1/100 としても、患者数は母数に対して 1% しかいない訳ですよ。
つまり、自分がかなり酷い根拠で、意見を押し通したとしても、絶対的多数だし、自己の発病率考えても、そんなに大きな確率ではないよね。つまり、酷いことを言っている人は「自分が迫害の対象になる」という確率は、ほとんど除外できるわけ。
本来、こういうのは実際の対象者が実感できないところで議論するのもおかしなことで、今回のクレーン交通事故被害者が集めた署名17万人にしても、この中にてんかんの発病者、どのくらいいるの?
被害者家族にしたって、確かに亡くなられた事は悲しい事だけど、そういう運動を行った結果、どのくらいの悲しい運命がてんかん患者に生まれるのか、本当に考えているとは思えない。...つまり、感情に囚われた敵討ちをやっているように私には見える。
例えば、被害者家族でこの運動をやっている人に、てんかん患者がいて、この運動の結果不利益を被り、それを許容できる、というのなら、運動は理解します。
また、コメントで、てんかん患者に過酷な運命を与えることを示唆する人が、その内容を自身に受ける覚悟があるのなら、意見も聞いてみようとは思う。
...それ以外は、結局、自分の係わり合いのないところでの、少数派への迫害にしか見えないので、まともに聞く気になれません。
まあ、署名をした17万人については、単純な計算での仮定では、そのうちから 1700人、てんかん患者が生まれる可能性がある。...その人がちゃんと自分の署名運動の起こした結果を受け入れるのなら、少しは考えるかもしれない。


この問題を正しく考えたいのであれば、飲酒という一般的な行為に対して経験のある人を対象に、自動車運転の行動を観察*3し、その行動が不適格なら自動車免許を取り上げる、という制度を作ったら、どう自分がその制度を考えるか、くらいに、ちゃんと自身の身に降りかかる事例で、考える必要があるのではないかな。

関連リンク
てんかん患者運転問題に思う科学性と公正さ - 地下生活者の手遊び
てんかん患者からの免許はく奪はより深い意味を持つ - Thirのノート
http://ameblo.jp/moonsun3/entry-11220131531.html

*1:でも、その事態に直面した事がある人には自明だし、判っていなかった人も、自分がその事態に直面したら、真っ青になって、自分の言った事を思い出せなくなるか、思い出してひどく後悔すると思う。まあ、経験しない人も多いだろうし、後悔したところで、自分がしたことを取り戻せる人はほとんど居ないけどね。それほどにまで、現実は不可知だし、過酷。

*2:コメント欄にしても、某所のコメントにしても、かなり酷い。まあ、酷いと言われている人は、以前からそう言われている人ですけどね...。一応言っておきますが、コメントの中には、ちゃんと納得できるものもありますよ。酷いものに隠れちゃっているけど...。

*3:当然、予告したら普段と違う行動してしまうであろうから、知らないうちに。