『もぐさんの「リスク比較における『○○人に一人』は掛けてはならない』という主張 - Togetter』に書いたこと。
議論が可能になったようなので。「掛けてはいけない」理由について。
要は「掛ける対象になっている各要素に関して、統計が示す事象として未決定、未解明」という事なのだと思います。
掛けられるか、どうか、の決定には、その事象が独立であるのか、相関なのか、相関だったらどの程度なのか、実は相互の集合は一方の完全な部分集合になってしまうのではないか、という事象の相互関係が判明している必要があります(そうでないと、検定もできない。)。
相互依存の場合、「掛けたら、事象が示す性格のものと非常に相違する値が出てしまう」こともありえる訳で。
ちなみに、相互関係が複雑な集合の場合、ダイナミックループで考えてもらうと分かりますが、フィールドバックの性格によっては収束せずに、拡散、振動することも、十分にあり得ます。
http://togetter.com/li/237937
私の私見に過ぎないんだけど、これで合っているのかな。
通常の論文だと、単一条件の統計的にも整理されたサンプルの中での事象を分析するけど、死亡者数の推定に色々無理しているから、その数値は意思決定には使えても、実際の推測値としては使えない、ということなんだと思いますが。
Appendix
補足:ヘルシンキ宣言 人間を対象とする医学研究の倫理的原則 ( http://dl.med.or.jp/dl-med/wma/helsinki2008j.pdf ) ※本原則に反する研究、現代ではないはずだけど。
http://togetter.com/li/237937
参考リンク
『もぐさんの「リスク比較における『○○人に一人』は掛けてはならない』という主張 - Togetter』『低線量被ばくのリスクからがん死の増加人数を計算することについて』
『ヘルシンキ宣言 人間を対象とする医学研究の倫理的原則 (2008年)』
参考文献
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