luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

願いは「児童虐待ではない」の確認。...しかし、実態が虐待であれば保護を。

日本人は、他人のことには口を出す、とよく言われる*1が、児童虐待に関してだけは、妙に躊躇う感情*2があるように思う。...本当に些細なこと*3には口を出し、母親を疲弊させる癖に、肝心の生命の危機には無関心だったりしていないか?


児童相談所の事例に関して、各サイトの表記を紹介します。
http://www.city.funabashi.chiba.jp/kodomo/support/0001/p004266.html』より。

「虐待かな?」と感じたら、迷わず連絡してください。

児童虐待は発生予防、早期発見・早期対応が重要です。
疑った段階ですぐ連絡してください。早く動くことが大事です。調べた結果虐待でなかったとしても構いません。ためらうことなく連絡してください。

http://www.city.funabashi.chiba.jp/kodomo/support/0001/p004266.html

他にも『児童虐待の早期発見のために』『児童虐待防止法制度 | 子ども虐待について | オレンジリボン運動 - 子ども虐待防止』などのサイトをご参考に。
色々、難しい感情はあると思うし、実際に虐待ではなかったら、という気持ちも分かる。
でも、児童相談所というのは、そういう事態に一番経験のある所だと思うし、一番そういったデリケートな問題に、一番役に立つところだと思うのだ。
児童に対して、医療に関するネグレクトがあったり、児童に必要な適切な食事が、客観的に見て、与えられていなかったりした場合が、もしあった場合には、やはり児童相談所の介入は必要かと思う。
放射線対策で栄養失調になってる子がいやしないか?のあれこれ - Togetter』にまとめられているが、その時に見かねて口出ししたのは、意識していないにせよ、子供に行っている行為が虐待に見えるような気がしたからだ。
子供には、適切な食事、成長期に必要な栄養が含まれている食事が必要です。親の奇妙な偏見や、思考の歪みによって、それがなおざりにされているとしたら、それは虐待を意味すると思います。
最近の法改正*4で、通報を要する事態が、「虐待が存在する事実」から「虐待を受けているおそれがある」に変更されているのは、事態が改善されにくい事情を考慮しての事と思われる。
過度の通報は禁物だが、確信に至る事実を見つけたら、躊躇わずに通報して欲しい。


なお、現在の法律では、親権一時停止*5は法改正がなされたばかりで、施行は来年度からです。
このため、親権に関しては、親権放棄という介入になってしまいます。そういう事態とならないためにも、子供を保護する配慮が早期に求められている*6と思うのです。


私の周囲では、偏食が原因で、成人に至らず死亡した知り合いの事例*7があります。戦中の食糧不足の時代ならともかく、今の日本で、栄養失調で体調不良を起こすのは、なんとも悲しい事態です。
そういった事態で悲しむのは、私ぐらいであって欲しい。...これは痛切に思います。

関連リンク
放射線対策で栄養失調になってる子がいやしないか?のあれこれ - Togetter

http://edugarden.blog50.fc2.com/blog-entry-2099.html
医療機関がためらわずに通告・連絡を行うために

http://www.city.funabashi.chiba.jp/kodomo/support/0001/p004266.html
児童虐待の早期発見のために
児童虐待防止法制度 | 子ども虐待について | オレンジリボン運動 - 子ども虐待防止

民法等の一部を改正する法律の概要:法務省, 厚生労働省:親権の停止制度
http://www.yamanouchi-katsura.jp/?p=838

*1:「世間体」やら、「世間が許さない」等の台詞はよく聞く。

*2:例えば『http://edugarden.blog50.fc2.com/blog-entry-2099.html』『医療機関がためらわずに通告・連絡を行うために』などを参照。

*3:例えば、やたらと精神論で母乳の出にあれこれ注文をつける母親の周囲の人々とか。その焦燥感の感情が、子供に向くかもしれないという発想に、考えが至らないと、最悪の結果を呼ぶことにも。

*4:児童虐待防止法制度 | 子ども虐待について | オレンジリボン運動 - 子ども虐待防止』に詳しい。

*5:詳しくは、『民法等の一部を改正する法律の概要:法務省, 厚生労働省:親権の停止制度』『http://www.yamanouchi-katsura.jp/?p=838』をご覧ください。

*6:事態が悪化すればするほど、家庭を崩壊させる可能性は上昇する。子供が重篤な事態に至れば、今は親権放棄の事態になりかねない。

*7:この事例は、「親の反対を振り切って」でした。このため、このときには児童相談所の登場はありませんでした。