luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

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今、そこにある危機?

今回は、何となく他ブログと話題が重なりそうな気もするし、私も事情を良く分かっていないのと、水曜日は、基本的に時間があまり取れないので、要点の情報リンクに留める。


ただ、何となく寄せられた情報の断片を見るに、基本は診療報酬の構造*1と、病院の赤字を大学の学費で補填しなければならない構造を、日大側としては、ある程度緩和しなければならない、経営判断のように見える。
ただし、区との協議を、区側の要請で、ここまで非公式にしている点、また、区の方からの協力の意思が今ひとつ見えない点*2が非常に気になっている。


私がこの件の奇妙さに気づいた、記事

http://medg.jp/mt/2011/08/vol256.html
下記は、リンク先の主張だが、他にも読むべき内容あり。読んでみてください。

練馬区側は日大側に十分な補助をしてきたと公言しておりますが、日大光が丘病院が独立採算制でなく、日本大学全部で会計処理が可能だったことにつけ込んで、他自治体と比較しても、あまりに低い経済的支援を20年間も続けて、自らの正当性を誇示する姿に違和感を感じずにはいられません。

日本大学本部は、その交渉態度に問題があるにしても、「病院経営は慈善事業ではない」という彼らの主張は正当であると考えます。

練馬区は今まで赤字を抱えながらも20年間の地域医療を支えてきた日本大学に対して感謝するべきで、今までの支援体制を見直し、新たな経済支援策をまとめて日大側に提示して存続を求めるべきだと思います。
また、練馬区はこのことを議会や区民に説明するべきであり、説明義務も果たさず水面下で交渉を続けた練馬区の態度は、区民に対する誠意のかけらも感じません。
本当に「区民の健康を第1に考えている」なら、まず行うことは区長自らが区民へ説明するべきだと思います。


私の方に情報提供*3があった、各種情報。

日大光が丘病院問題資料庫(9/1現在).doc*4
110826 練馬区議会「医療・高齢者等特別委員会」記録(メモ)
練馬区病床確保・医療機能拡充検討委員会 報告書
第七期練馬区健康推進協議会(第2回)会議録(要旨)

関連情報リンク

行列のできる病院が莫大な累積赤字を抱えてしまう理由(1/3) | JBpress(日本ビジネスプレス)
http://www.city.nerima.tokyo.jp/kurashi/hoken/oshirase/0.html

なぜ、日大練馬光が丘病院撤退なのか : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)

http://sankei.jp.msn.com/region/news/110906/tky11090623230018-n1.htm

*1:小児科と内科の診療報酬に、基本的に赤字構造があるように見える。これは、『平成22年度 医療機関の部門別収支に関する調査 報告書案』を参照のこと。

*2:例えば、ちょっと検索して、このサイト『池尻成二のブログ』を見つけたのだが、『http://ikejiri.exblog.jp/16221766/#』の記事など。

*3: twitter@sakinotk さんより。

*4:最近までの経緯情報。区民集会の情報など。