luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

アマガミ 4、絢辻詞、の場合。

アマガミ主要エンティング終了記念の連載企画、です。
アマガミの人物の心象群像についての感想を、一人一話ずつ、毎日語る予定です。
緊急時には、途中に他記事エントリーが入りますが、基本は連載の予定。


エントリー記事の性格上、ネタばれもありますので、未プレイの方は読まない方が良いかも。一応、最初に表示される部分には、ネタばれを含まないようにはしますが...。

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さて、彼女です...。
彼女の場合、優等生の顔と、隠された、もう一つの顔を持っているのですが、初っ端の豹変ぶりはびっくりしたものの、まあ、これは良くあること、というより、誰にでもこういった面はあるので。
ありがちな話としては、異性の前ではかなりしおらしく見せている女性が、女友達の前では、結構明け透けに話すとか。まあ、人生長くやっていると、世の中綺麗な姿が常にある、というのは幻想だってのは、良く知っているので...。


まあ、かなり言動にギャップがあるので、「うわ...」とか思ったりもしましたが、エキセントリックな言動は、自分の家が居たくない場所、と出てきた時に「家族からの疎外感があるのか...」と、納得した面もあり。
ただ、どういう環境を想定しているのかは分かりませんが、完全に自分だけが浮いた状況ってのは、そんなに簡単に生まれるものかなあ、と思います。お姉さんも周囲の状況が良く分からない、という描写はありましたけど、あれで悪意あるとも思えないし、両親にしても本当に片方だけを溺愛するとも考えにくいし...。
彼女は、自分の気持ちを周囲に打ち明けず*1にいたようなので、もしかしたら、彼女自身が、実はもう少し余裕のある環境の中で、思いこみで空回りしていた、という事もあるように思います。何となく、ですけどね...。


主人公の事を最初は理解できない、不思議、と言いつつ、段々気になっていき、自分を理解してもらえる存在として、傍に寄り添った時に、周囲への視線が復活しての「新たな気付き」が生まれたりはしなかったのでしょうかね。...つまり、自分が「こうなっている」と状況を規定していたものが、実は少し違っているのではないか、と考えたりする状態にはならなかったのでしょうかね。
彼女の周囲への行動の変化が生まれ、家族に対しても孤立以外の姿勢を持つ事ができるようにも思えるのですが、ここはどうなのかは分かりません。
所詮は、ゲーム世界での設定されたエピソードなので、そこから外れた時に、実際の彼女の世界がどう変化するか、というのは分かる筈もなく...。


ただ、現実の世界で生きている状況では、何となく、彼女が思っている内容とは違う視点、違う考え、違う世界、というのがあり得そうにも思いますが。また、彼女が変わる事で、現実にも、そういう変化というものが起こせそうにも思います。
...まあ、これは私の、人生経験上の感想ですが。



ちなみに、気の強い、というか、気が張った処のある女性は結構好きです。
ただ、現実の女性は、そうは言っても、気を緩める時間はあるので、彼女のようなずっと気が張った感じには、なかなかなりませんですけどね...。まあ、彼女も、クリスマスデートの最後の方は、穏やかな感情の起伏も見せているので、その後のエピローグでは、何となくですが、穏やかな表情を多く見せて、裏の厳しい顔は姿を表さなくなるような気もします...。*2 *3
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*1:あの手帖が、心の拠り所だったようですから。でも、友人も一人もなく、ああいった行動って続けていられるものかなあ、と思いますが...。

*2:彼女のイベントをプレイ中は、彼女の心境を思いやって、心配になる事も多かったです。

*3:ああ、そうそう。デート中の呪いによる、子供化は結構笑いました。ちっちゃくて可愛い...。