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「能力がある人」の正確な意味。そして、それを好ましいと思う理由。

能力がある。頭が良い。色々な言葉で表される、人間の能力。
私はこの言い方を万能的、広範の意味で使いたがるのは、否定したい。
基本的には、各環境下で、ある程度の限定的な成果を上げる能力が、各々に違いがありながら存在しているのであり、それ以上の万能の能力を想定するのは間違い、だと。
頭の良さも、各所の成果を上げるための優秀な条件ではあっても、万能ではない。
その上で、やはり人を観察して、広範に能力がある人というのは、最優先で認めるべき内容であり、特に嫌悪感を抱いたり、忌避したりする内容ではないと考える。
例えば、良く「エリートは頭が良いけど、他者に冷たいので嫌だ。」という内容がある。これは表現が不正確ゆえに、誤解を招くような内容になっていると感じている。
これは、「頭が良いが、それを他者に対する付き合いの内容に反映せず、その結果、他者にとって、その人は冷たいだけで、付き合う場合には何の恩恵もない人」というのが、その人の正確な描写なのではないか*1
それは、結果的にその人に潜在的な能力があっても、周囲の人にはメリットが無い事を意味するので、その人に魅力が無いのと同じ意味になる。逆に言うと、その部分が欠落していなければ、デメリットは無い。
こういう風に考えると、真に、その人に能力が豊富にあるのであれば、その人を避ける理由も無い事になる*2


ただし、心得て欲しいのだが、当然ながら、そういう人は数の上では限られてくるのであり、その人が相手できる人数も限定されるのであるから、その人と良好な関係を継続するのは、競争の上ではかなり困難という事になる。

*1:エリート云々は単なるラベル。「」内に記した内容こそが、その人の本質、実態。

*2:ここの記述内容で描写するなら、「頭が良く、それを他者に対する付き合いの内容に反映する人」の事。エリートのラベルを冠するのなら、こっちの方が適切でしょう。