HPVワクチンの副反応？に対する報道(2016/3/16)についての物言い - simbelmynë :: diary という記事を紹介する。なお、記事中にも紹介があるが、青木先生の記事も必読と思われる。→ HPVワクチン 接種後体調変化の報道 と その周辺 2016年3月 - 感染症診療の原則
科学的な情報、医学的な疫学の内容、研究論文の理解に関するメディアの知識不足*1は今に始まった事ではありませんが、今回の件は、どちらかというと意図的な歪曲、誤報に類するのではないのかな。
特に、報道の情報に接し、新たな患者や、新たな間違った知識による症状を引き起こしかねない状況は大きく、メディアの罪として認識しなければならない段階に来ていると思われるが、罪に対する償いの意識はあるのかな。
ところで、ワクチン接種に関して、やたらと失神を強調したい向きがあるようですが、迷走神経反射による失神の事について、あまりに触れていないメディアが多過ぎるように思う。この症状、私にも発生する、ごくありふれた症状ですが。
*1:過去にはポスター発表に関する、妙な誤読や、無知も報道にありましたね。少しだけ、間違いを認めたメディアもあったようですが。あの時の教訓は何処に行ったのかな？ 参考 読売新聞の検証が、誤爆模様（研究の評価は形式じゃなく、中身） - Togetter
