私が元々、このアカウントを作成したのは、色々な事情はあったのですが、2009年の新型インフルエンザの騒動が、かなり関係しています。アカウントの年が 2009 なのも、その年に登録したからですね。
という事で、久しぶりに、現在インフルエンザの流行がピークを迎えている事もあり、流行の概況をまとめて、記事にしてみる事にしました。
情報のソースは、国立感染研究所ですね。
国立感染症研究所 感染症情報センター(インフルエンザ流行レベルマップ) より、流行状況の彩色図を載せておきます。「2016年 第07週 （2月15日〜2月21日） 2016年2月24日現在」のものです。
ここの図は多分、流行の推移に伴い、切り替わってしまう筈ですので、私のサイトローカルに図を切り取って掲示します。
警報の彩色で、日本地図が真っ赤ですが、実際の基準の算出法については、流行レベルマップの見方 を参照してください。保健所が定点観測用の医療機関を集計し、警報、注意報を出している訳です。対象医療機関は 約5,000か所、週ごとに患者数を報告し、その集計がこのマップに出ている訳ですね。
この図や、周囲状況から推測するに、多分、現時点が流行のピークのような気がします。実際には各集計値がピークを越え、総患者数のグラフが、山の頂上を描きだす部分を見つける必要があるため、ピークを幾分過ぎないと、正確なピークの時期は判明しないでしょうけど。
私の周囲でもインフルエンザで休んでいる人は多いですし、先日のトーチの会の講習「トーチかふぇ」でも、参加表明した方がインフルエンザでなかなか来れない状況である旨の話が出ていました。
ところで、インフルエンザに関係して、ちょっとドキッとした報道が。オノ・ヨーコさんが「脳卒中？」のような症状で緊急搬送されたというニュースが、ありました。
オノ・ヨーコさんが一時病院搬送 息子ショーンさん「彼女は元気です」と“重症”報道否定 - ねとらぼ によれば、
2月26日夜、ニューヨークの病院に搬送されたと米CBS Newsなどが伝えました。83歳という年齢もあり、一時は脳卒中の可能性もあると報道されました
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1602/27/news028.html
と書かれています。
実際には脳卒中ではなく「インフルエンザのような症状」「回復中であり、近く退院できる」という事だそうですが、インフルエンザのような症状、脳の症状？という事で、私は一瞬「インフルエンザ脳症(急性脳炎)」を想像してしまいました。
実際の症状の説明は、インフルエンザA（H1N1）pdmによる急性脳炎 等にありますが、インフルエンザの感染によって急性脳炎の症状を発し、軽度で回復する多くの例の中に、重篤で後遺症を残したり、死亡したりすることもある、注意すべき症状の一つです。
オノ・ヨーコさんの場合は、既に回復時期にあるようなので、特に重大な問題が発生した訳では無かったようですが。
インフルエンザ脳症の場合には数日で亡くなった例などもあり、看護師さんの例等は痛ましいです。臨床症例→ ＜速報＞インフルエンザ脳症による成人の死亡例
身近で類似の症状がありましたら、救急の可能性も考察ください。
ではでは。流行最盛期、感染予防に気を配っての生活を。感染してしまった方は、お大事に。
