luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

何時か終わりが来ることが重要なんじゃない。そこまでに何が出来たか、が重要。

この話題は、STAR TREK VOYAGER 「Mortal Coil」の内容ネタバレを含みます。

STAR TREK VOYAGER に「Mortal Coil」というエピソードがある*1
艦の乗組員のニーリックスの死後の世界にまつわる話、です。
ニーリックスが冒頭、死んでしまうのですが、セブンオフナインのボーグの医療技術によって、蘇生?します。生き返ったニーリックスは、自分の信じていた、死後の世界「大いなる森」が、自分に訪れず、過去に死別した妹や、仲間たちが来なかった、と絶望します。彼は大いに苦悩するのですが...。
作品中も匂わせている雰囲気はあるのですが、多分、語られない言葉として、この作品は、実は「死後の世界に関する話、では無い」のですね。今まで生きていた際に、自分がした行動、についての話です。
彼と、人々の絆の話が語られますが、それは彼が生きていく中で示した、彼自身の意志での行動の結果です。人は何時か死んで、人々の前から姿を消しますが、それまでに生きた彼の行動は、紛れもなく、そこに存在する、訳です。


ただし、勘違いしてしまってはいけないのは、それはあくまで彼が選び取った、彼が感じていた彼の行動で、他の人は色々評価するでしょうが、それは他人に観測される、外から見えた姿でしかない。
本当に得たものは、彼が内面で感じ取っていた内容です。
人は、それそれの重要な事、例えば家族、友人、恋人、そして、自分が大切に思っている事柄について、意思決定し、行動しています。時に、それに無理解なままに、的外れの事を言ってくる状況もあるでしょう。
でも、間違えてはいけないのは、それに左右される事なく、ちゃんと自分が選び取った内容として、それぞれ行動する、という事です。


的外れな事、言ってくる人と言うのは、その人に影響力があるような状況下で、「自分の意志を人に強いることが出来るけど、本人の状況が見えていない人」ですよね。
時に悩むことはあるかも知れないけど、真に自分を理解しないのであれば、そんな状況下で言ってくることを、あまり気にしない方が良いと思いますよ。