luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

人それぞれ意見あり。愚かしくも。

本当は、去年の演劇感想を書きたかったが、描き様が難しいのと、休日の寝落ちが習慣化してどうも寝入ってしまうので、それは少し後にして、とても象徴的だなあ、と思っていたので、書いておく。

谷川俊太郎さん、現実直視で作詞 京都工学院高の校歌 : 京都新聞 より。

市教委が「せめぎあいは前向きではない」と意見したが、「現実を直視せず前向きな言葉ばかりを使えば歌は単なるきれいごとになる」との返答があったという。

http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20160102000023

...まさに、歌詞に対して市教育委員会が意見し、せめぎ合いが生じた。現実がきれいごとですまず、時に圧力や抵抗にあう事の象徴であろう。意見自体は愚かしくもあるが、その意見を発すること自体を拒否すれば、流石に息苦しい。そして、その意見に抗することが出来なければ、またそれも息苦しい。
世は時に寒々としたもの、愚かで寒々しい意見が降ってくることもある*1。それに抗し、それを撥ね退ける「したたかさ」を保ち続けて欲しい。対象となった新校の生徒も、そして世の総ての人も。

*1:時に健全な意見が委縮する事もあるので、過剰な「意見」は勘弁してほしいが。