luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

HIVの恐怖心に重心が移り過ぎて、他の感染症を見逃しがちだが、性感染症って案外移り易く、気づき難い。

ほぼ蔓延しているに等しいヘルペスが典型的です。
性器ヘルペスウイルス感染症とは より。

1)幼少期に周囲のHSV 感染者から唾液等を通じて感染し、口内や口唇その他上半身に水疱・潰瘍を生じる。2) 一方、思春期以降、性行為によって性器に感染し、病変を形成する。1)の様式で感染する者は多く、生活環境によっても異なるが、集団の感染率は通常、成人 に達するまでに50〜80%に達する。

http://www.nih.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/424-genital-hsv-intro.html

梅毒や、クラミジアなど、段々重篤化していく、かつ、感染防護しにくいものも気を付けなければなりませんが、あまり重篤化しにくいヘルペスだとこんな感じなんですね。
実際、HIVの怖さで性感染症は語られることは多いですが、他にも簡単には重篤化しないものの、結構怖い感染症はあって、HIVにばかり注意を払っていると、他の感染症への理解が深まらず、コンドームを使っていれば防げる、という間違った意識になってしまうのかも知れません。
実際には、コンドームにてほとんど防ぐ事は出来ますが、完全に防ぐことはできない訳です。


性感染症の防護で、一番気を付けなくてはならないのは、なかなか一般に広く話せる内容では無い事、また、カップルになって早い時期に対策を考えなければならない内容でありながら、なかなか最初の時期には話しにくい内容、という、性感染症特有の傾向の部分のように思います。
なかなか、一般に話せない内容であるからこそ、妙なデマが発生したり、情報の偏りが生じる傾向が出てしまうのですから。
啓蒙の仕方が重要ですね。広く一般に話せるようになる雰囲気が重要なように思います。