luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

他人を叱り飛ばしたい人は、常に誤読と、藁人形論理の幻覚の霧の中に居る。

...そもそも、世の中にはハンディキャップ専用席なんてのはなくて、優先席なので、全くの健康体でも、座っていること自体は法律に反していたり、決まりを守らない、という訳でもない。
優先席は「それを必要とする人に、優先的に使ってもらうためのモノ」なので、一見健康体に見えても*1、『「席を譲ろうともしない」「聞こえない振りか」「これだけ言われても立たないなんて本当に図太い」』と、相手を侮辱する権利なんてのは無い。
そして、それ故に、そんな叱り飛ばしは、自分勝手な私刑であり、エスカレートしての実力行使、つまりは強迫、脅しや、暴力的行為に至れば、刑法にすら抵触する事になる。
一般に、刑法に抵触するまでに至るまで酷いのは、さすがに多発はしていない*2が、そこまでの中間行為は、時に自分の周囲で目撃する事はあるのではないか?
何で、そんな事が発生するか、と考えるに、「世の中には、ズルをする人がいっぱいいる」みたいな思い込みに取りつかれてしまう、何らかの心理的な機構やら、そういう思考によって、自分の鬱憤を晴らしたい、みたいな層があるのでしょうか...。
さほど、凄く多い、という割合でもないとは思うけど、それなりに負のオーラに囚われている、みたいな人は居ます。いつも、ドヤ顔で誰かを説教している、みたいな風景。


そういう人は、「その人が喘息の発作を起こしている」とか、「内臓障害で辛い」とか、「見間違えているけど、片足が精巧な義足」とか、風景を分析したりはしなくて、あくまで、自分が叱り飛ばしたいためだけに、風景を誤読する。
さらには、まったくの健康体であっても、実は問題が無い、という「優先席」という言葉の意味を無視する。自分のドヤ顔の叱責のために、相手を藁人形論理で、飾りたて、実は問題となっていない部分を問題視する。


別に、他人はあなたの個人的なストレス解消の的ではない筈なのだけどね。

*1:そもそも、普段健康だって、寝不足で立ってられない事くらいあるでしょ。

*2:と言いつつ、警察に捕まる事件は起きてたりする...。