luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

実は予告されている決別と、自らが歩み去る道筋。

記事 違う視点の人に見出されるという、喜び。 - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック にて、私は見出される喜びの話を書いた。
自ら置かれている固定的観念から解き放ってくれる、異なる視点が発見してくれるのは確かに喜びである。しかし、同じ歌に、その視点への離別も書かれている事に気づいただろうか。
もう一度、歌詞に立ち戻る。

もし君が振り向かなくても
その微笑みを僕は忘れない
どんな時も君がいることを
信じて まっすぐ歩いて行こう

http://www.littleoslo.com/lyj/home/%E4%B9%83%E6%9C%A8%E5%9D%8246-%E5%90%9B%E3%81%AE%E5%90%8D%E3%81%AF%E5%B8%8C%E6%9C%9B-pv-%E6%AD%8C%E8%A9%9E/

自らの心の恋心が生まれた後に、「君が振り向かずに、新たな笑顔を得られないかもしれない」情景がある。
ある意味、これは事実でもある。そもそも、相手は恋ではないかも知れず、そして、例え恋だったとしても、それが成就する保証はどこにもない。
夢を壊すな、と主張したい向きもあるかもしれないが、自らの人生で、私は現実を多少なりとも知っているし、それが故に、感情におぼれて、相手の表情の変化、それが良い方向への転化であれ、悪い方向への転化であれ、を見失えば悲劇が生まれる事を知っている。


上で、相手からの新たなる評価を得られず、成就しないケースを述べた。
が、相手からの興味が持続していたとしても、気を付けなければならないケースもある。これも、相手からの決別を、時に自ら決意しなければならない要素であるので、今日はちょっとそこについて述べておきたい。


前の記事で、恋愛以外の風景にも見ることが出来る、人を見い出す出来事にも当てはめられるよね、と書いた。

男女以外にも、特定分野の専門家に見出された、若い人、分野外の人という内容も、スポットライトが当たっていない人を見い出す出来事として、案外、無視できない数なんじゃないかな。

http://d.hatena.ne.jp/luckdragon2009/20150912/1442013658

この場合でも、恋愛のケースでも、元々成就しないケース以外に、もう一つ、心理的に気を付けなければいけない大事な事があるので、こういう見いだされて、相手に認められ、自己の存在に少し自信が持てた際に、自覚して欲しい事、を書いておきます。


例え、相手からの恋慕の情があったとしても、相手の恋心が本人に、真には良き事とはならなかったり、恋愛以外のケースでも、相手の支援の意志が本人の成長のためにならなかったり、という場合があります。
それは、認めようとする本人の思惑のみ、を限定条件にして、それから逸脱する場合に、何らかの妨害を行おうとする心情です。これ、何を意味するかというと、相手に対して、「本人への依存を生じさせようとする試み」なんですね。
恋愛でも、恋愛以外でも、本人が自らの価値を見いだせずに、自分の価値を軽んじている時に、認めてくれる相手に出会うのは、とても貴重で、大事な経験なんですが、その総てが幸運な出来事とは限りません。その一部には、相互に共依存を生んだり、自らの庇護のもとで力を発揮するのは良いが、それを逸脱するような、自ら自分の足で歩んでいく状態に達する事を何故か妨害しようとする人もいます。
そのような、実は怖いケースもあるが故に、自分が見いだされて価値を感じた時には、一つだけ、試みて欲しい事があります。
それは自分にとって大事な、そして相手によってはあまり大事ではないかもしれない、もしくは利益が相反するような内容を、自分が実行する事を、相手に告げて欲しいのです。それが発生した時に。
その時に、たとえ、自分にとって都合が悪い内容でも、誠実に回答を返し、本人にその行動を取らせるのに躊躇しないのなら、それは素敵な出会いで、大事にしなけれならない、と思います。それは、相手にとって利己的な要求故の接近ではなく、相互に利益を与えあえる大事な絆です。
しかし、その時に言いよどんだり、陰にまわって邪魔を試みたりしたのなら、ちょっと気を付けていた方が良いと思います。それは自らの腕の中で、相手を支配する試みなのかもしれないから。そして、その試みは時に精神的な DV に発展し、縁を保ち続けるのなら、永続的に、あなた自身を支配し続けるかもしれないから。


ちなみに、私は実生活で、近寄ってくる相手に、何度もこの試みをしています。この試みに合格した人とは付き合いも継続しますが、合格しない場合には、笑顔の表情は変わりません*1が、相手の言葉の内容を軽微なもの、軽い内容と見做します。
私は、この行動を、異なった価値観を尊重する上で、相手を認めるという気持ちを大切にするが故の、大事な処世術と思っています。その中には怖い出会いもある*2のですから。




私は、相手との対話を、非常に注意深く観察しています。知り合った後に、本人が真に誠実な好意で接してくれているのか、というのは、実はかなり重要な要素です。
たとえ、それが魅力的な女性からの行動であっても、私との会話を重視せずに、自己本位の価値判断で、私がかけた言葉を軽視するのであれば、哀しい事に、それは私がその場から立ち去る事を意味します。

*1:行動もよほど酷ければ、笑顔も消えます。そのような人は、その時点でも気がつかない事が多いですが。

*2:男女の付き合いの中にも、相手を支配しようとする様な怖い女性も、実は居ました。私はだからこそ、男女の付き合いにも慎重です。