luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

視野の狭さに気づく事が出来るのか、が脱する事の分岐点。末路は、説教癖の愚か者。

愚かだという事は、自らが愚かだという事に気づかない、という事でもある。 - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック の続き。
記事では、敢えて相手、もしくは自分がそれに陥った場合*1の詳細については語らなかったが、これに陥ったままでいるとどうなるか。
大抵、自分が愚かである事を認めず、論点や、問題設定をずらして、あたかも自分が間違ってはいなかったと主張する。本来の問題設定には、その思考が間違いであるとなる理由としての前提条件があったりするのだが、そこの部分を、自分の愚かさを肯定しないために無視し、勝手に設定を変えてしまって回答したりします。
前回記事にも冒頭に少し挙げたのですが、分からず屋の子供の口答え、生意気な新入社員、頑迷な高齢者みたいに形容詞が付くような行動形態になってしまうのですね。
それだけで済んでいるのなら良いのですが、自分の苛立ちを解消するかのように、無根拠な自信を基に、誰かへの説教に行動を転じたりします。そうなると、もう手が付けられず、それが習慣化して、説教癖が付いた愚か者になって、いつしか、周囲から遠ざけられます。あいつは状況が分かってないくせに、勝手な説教ばかり始めやがる、という具合に。


そういう事態に陥らないためには、自分独自の視点に陥らずに、見落とした項目が無いか、チェックする必要があります。元記事 能力の低い人ほど根拠のない自信に満ちあふれている。「ダニング=クルーガー効果」とは? : カラパイア にも、こうありますよね。

ダニングは、ひとつにはつねに自分のなかに「あえて反論するもうひとりの自分」を持つことが有効だと語る。自分がしばしば到達しやすい結論は見当違いではないのか、自分は間違ってはいないかを自問すること。そして「知らない」と認めることは、実は失敗ではなく、成功への道筋かもしれないことを知ることだという。

http://karapaia.livedoor.biz/archives/52191924.html


...説教癖の愚か者になって、周囲に遠ざけられるよりも、成功者になる方が幸せだと思いますよ。そうする事が出来ない心理に陥りがちだとは思いますが...。

*1:自らがそうなる可能性に思考が至らないのなら、まさにこの効果に嵌っている自分を意識できず、愚か者になっている事も十二分にあり得ますよ。