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限定承認の審判、その意味

人に必ず来る、死にまつわる遺言、相続と、加えて過払い金の法律面でのマンガ、「夫の遺言」 - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック の補足みたいなもの。
限定承認というのは相続時に、被相続人が負債を持ってた時に、負債分を相続しないようにする申し出ですね。家庭裁判所に申請をします。ここで、一点だけ注意点が。
家庭裁判所で、審判を受け、成立したとしても、限定承認が確定した訳ではありません。限定承認の審判 より引用。

受理の審判は限定承認の要件の具備を前提に、一応その旨を公証するもので、既判力はありません。

上記要件を具備しない不適法な申述であった場合は、たとえ受理の審判がされても、最終的には民事訴訟によって確定されることになります。

http://www.taka-hayashi.jp/article/14409052.html

基本的に限定承認を行った際には、不服を申し出る場合は少ないとはいえ、訴訟を起こされる可能性はあるという事です。そこで、何らかの不備が発見された場合、訴訟の判決によって、限定承認が否定される場合もあり得ます。