luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

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野良が沢山いるからと言って、そこが猫の楽園とは限らない。

田代島猫景色 (続編69)先週末に、田代島に4匹の猫を捨てていった方へ : Cats in Town Blog を読みました。家猫*1を、猫が多く居る田代島に、捨て猫していった話ですね。
捨て猫をする行為自体、猫を飼うという責任を放棄した行為なわけで、他の場所でも、保健所で捕獲されたり、野良猫の厳しい環境にさらされる運命になる。それが、猫が多く居るとされている場所でも、基本的に変わらない訳です。でも、東京の各地でもそうですけど、猫がある程度多い場所だと、猫をそこに捨てる人って居ますよね。
今、思いつく場所はあるが、そこに捨て猫する人が出そうなので、場所の特定は止めておく。でも、多くの人が、あそこは多い、と思い出す場所があるんじゃないかな。実際に、職員の方に聞いてみると、実際に、そういう行為に悩んでいたりする。
ちなみに、私は猫が飼えない住まいなので、必要以上に野良猫に接近するのは止めているが、それでも、人懐こい野良は居て、時に写真を撮ったりもする。けど、野良猫は野良である以上、特に人間が地域猫として世話をする場合以外は、かなり厳しい環境に生きている訳で、見かけている子猫や、ある程度成長した猫でも、そんなに長期に渡って見かける猫は多くない。それは、つまりはどこかで死んでいる事を意味する*2
人が家猫として、ペットとして猫を飼う場合、猫の行動の自由は阻害されるが、その分、体調の世話は人間が見てくれるわけで、それが結果として猫の寿命の長さにつながるが、多くの野生の動物は結構簡単に死んでいくわけだし、捨て猫をする人間は、そういう状況を思い浮かべないのかもしないが、野良猫の生き方の危うさは、家猫と比べ物にならない事は考えて欲しいと思う。
世の中には、猫嫌いで、猫を見かけると石をぶつけたりする様な非道な人間も居るし、そうでなくても、車に引かれたり、そもそも餌を得るのが厳しかったり、どんな場所でも、野良猫の生活は厳しい。猫が多い場合には、地付きの猫に受け入れられるのも大変であろうに。


いったん、ペットして飼うと決めたら、一つの命として、ちゃんと生涯の最後まで、看取ってあげて欲しい。

*1:要するにペットですね。

*2:まあ、なわばりを移動した場合も考えられるが、それはあまり多くではないのではないか。