luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

先行き厳しいと思う。政治の方向。

本日は選挙の日なので、特定の政党および立候補者の事は書きませんが、真面目な話、今回の投票はかなり悩んだ。現実の政策方針として、自分にマッチするものが無かったから。
実は周囲もかなりそういう人が多かったから、結果がどんな姿になっても、まあ、そんなものか、という感想しか持たないと思う。実際、今回の選挙については、結果が予想通り、なんて言う人がいたら、かなり論理的思考を疑問視してしまうように思う。
個人的には、今の政治には経済的な問題や、継続的な生活の安定性*1を期待しているのだが、妙な寄り道ばっかり見えて*2、そんな優先度が低いのを論じるな、とかなりイラついていた。
ただ、先日のエントリ、本当に危ういのは誰でしょうか。そして、明日を創るのは誰ですか。 - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック でも書いたが、それを生じさせているのは、意見を表明している国民の側にも責任はあるように思うので、政治に本当の課題*3に向き合うように求めていかないといけないと思う。
時に、政治家が国民の特定層に媚び、他の層を踏みつけるように見えるのは、票の効力が踏みつけられている層に薄いから、というのはある。その票が影響力を持つのなら、わざわざ、その層を踏みつけたりはしないでしょう。
国民の側が、うまく政治家*4をコントロールできないと、政治は国民を無視することになる。そういう意味で、今の不透明な政治の指向は、ある意味、政治の先行き方針の決定の難しさ、厳しさ、を示していると思う。
議員にも、各自の思惑はあるので、それを大きく発揮されて、政治家が国民の願いを反映しにくく、落選もしにくい、妙な特権層にならないように、国を律する憲法*5を正しく反映させなければならないように思う。


自衛隊、警察が強大な力を持ち、それ故に文民の統率を必須とするように、国も強力な権力をもつ、暴力装置です。前回の大戦時に明らかになったように、国民の側に、それをちゃんと統率できる思考が無ければ、国家は国民を踏みつけかねない。そこの部分をしっかりと見極めていかないと、政治の先行きは厳しいと思う。

*1:だから、直ぐに切られる非正規の雇用が増えたことを全く喜べないんだよね。あれ、非正規の社員が本心で肯定していると思うのかしら。今は仕事あるけど、仕事無くなったら、まっさきに切られるんだし。というより、仕事あっても、普通に契約更新無くて、新しい人に変えられちゃうし。一般的に、非正規→正規社員への契約変更って、非常に稀ですよ。どうも、そこら辺の観測がお気楽と言うか、危機感が見えなかった。

*2:具体的な内容は、本日は言及を避けるが、色々。

*3:経済的な復興と、雇用、生活の安定が一番の急務だと思っているのだが。ちなみに、非正規の社員の増大って、いわゆる消費財の売り上げ低下に寄与しちゃっていると、真面目に思います。雇用が不安定なのに、物は買わない。多分、そういう意味では、家庭も持ちにくいでしょう。

*4:本来は、こっちが従ですよ。「国民が選ぶ、公権力」ですから。

*5:憲法が国を律する唯一の存在なので、この方向性だけは譲れない。