確証バイアスとは？意味と具体例 都合の良い事実しか見ない心理 より。
人は、自分が本当だと思っていることを確かめるための情報は探しますが、反証となるような証拠を無視したり、探す努力を怠ったりします。このため、最初の判断を補強する情報だけで調整が行われ、自分の判断は「間違っていない」と思い込んでしまいます。
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自分が正しいと思える結論に、すぐに飛びついてはいけない。それは、自分の確証バイアスが生んだものかも知れない。自分が良く思える結論こそ、それに対しての反証となる証拠が本当に存在していないのか、十分な時間をかけて探すべきだ。
自分好みの結論が出た時に、人はなかなか不利な証拠を探さない。それは、時に致命的な状況を生むときがある。自分の願望の心理とは異なり、直面している現実は、当たり前のことだが、自分のために行動したり、自分好みの現象を起こしてくれる訳ではないから。
人が危険な山道で、遭難するのはなぜか。周囲状況を見誤り、自分の思うような好転状況が発生すると思いこんだ結果、実際にはそんな状況は発生せずに、荒天の中でリスクを軽くみた行動をするから。
人が大変な目にあっている人の行動の辛さを、安易に非難するのはなぜか。自分が体験していない身である故に、相手が経験しているリスクを負う事が無いから。無責任になれる立場から、相手の行動のリスクを軽くみてしまいがちだから。
自分が行動する際には、自分の感情が周囲状況の評価を歪めていないか、よく考えよう。それが最終的には、自分を助ける。
