luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

映画「トランセンデンス」受けなかったのは、超越過ぎたせい?

ネタバレしてます。未見の方は、観た後で。

映画「トランセンデンス」は興行的にはあまり良くなかったらしい。
ちなみに、トランセンデンスとは超越という意味。超越を恐れた人類との対峙が描かれている、のかな?
受けなかった原因は良く知らないが、観ていて感じたのは AI の機能として、あまりにもスーパーパワー過ぎる、という事。自分の機械的な機能*1も、自分の周囲の人間の治療も、また自己機能の拡張に放った雨*2も、あまりも超越機能過ぎる...。
彼が作った「ハイブリッド」も、雨粒の細胞?も、STAR TREK のボーグ*3みたいですが、ボーグはナノテクノロジーの産物ですが、あそこまで超越じゃないよ...。
ラストが不思議な終わり方*4で、その部分は結末の哀しさもあって、少し感慨深いのですが、そこは評価できるのですが、そこ以外は色々微妙...。
なお、実際の人工知能は「フレーム問題*5」があり、現在のところ、人間みたいに問題解決のために自由に思考することが出来ません。まあ、映画であるし、そこはあんまり考察されていないのでしょうけど...。

*1:ソーラーパワーで動いているっぽいのに、太陽光を遮られた描写がないのは何故? 他からも電源貰っているなら、別にソーラーパネルを壊す意味はないのでは?

*2:自己機能細胞?の拡散

*3:ちなみに、ボーグは支配されてる間、人間の部分との相克があるんですが、それは描かれていなかったのも薄っぺらい感じがした。

*4:映画は、どうやら彼の回想として描かれているらしい...。

*5:参考 http://www.h5.dion.ne.jp/~terun/doc/frame.html