luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

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聲の形、4巻で描かれる、西宮さんの母親の受難(メモ書き)

ネタバレしてます。未見の方は、観た後で。

見て、こんな事がまだあるのか、と思った。...あまりに身勝手な、夫とその両親からの離婚請求であり、あまりに理不尽である。法的にも、こういう離婚と言うのは仕掛けた方の責任と言うか、違法性も問われる気がする。
それはそれとして、こういった言葉を発する人間が、まだ居るかもしれない、という事の対策を考えるために、要点だけを記しておく。

要点纏め

(1) 西宮硝子の聴覚障害は、硝子さんの母の妊娠中の感染症に因るもの、らしい。
(2) 障害は幼少(三歳)のころ、行動の奇妙な振る舞いで発見された、ようだ。
(3) 西宮さんの母親は、硝子さんの障害が発見された際に、離婚を迫られている。
(4) 感染症はどうやら、父親からの感染だったもよう。
(5) ワクチン接種、つまり、この感染症への予防接種はされていなかった模様*1
(6) これら一連の責任は、夫とその両親の心の中では「母親の問題」らしい*2
(7) 夫の母親は珍妙な思考をする人間らしく、「母親の前世の因果が、子供に報い」なんて、言語道断な事を言いだしている。
(8) 夫は「ダマされたんだよ、僕たちは...」みたいな酷い事も言っている。
(8) 絵の描写を見る限り、これらの主張を当然のように思っており、そう主張している事をどうやら恥だとは思っていないらしい。

実は、この描写、あまりに酷くて、読んだ日に不快になり、twitter で少し愚痴をこぼしてしまった...。
人間として、そして、責任ある夫婦の片方として、子供の障害にこんな態度を取ることが許されるとは思わない。
ただただ、唾棄すべき行為ではあるが、今後、こういう行動をする人間の責任を問うていく考察をしたかったので、ここに書きだしておいた。


皆さんはどう考えますか? また、どうしたら、こういった人を減らせると思いますか?
[]

*1:単なる無知であり、ワクチン忌避ではないようだ。

*2:どう考えても、夫には責任の一端があるはずだが。無論、母親も責任が無いわけではないが。