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マスコミ関係者は、自分が相手に配慮されている事を考えるべきなんじゃ。落合弁護士の件。

ご本人が補足記事を挙げられています。「アッコにおまかせ」の件・補足説明 です。
読まれると分かりますが*1、「電話してこないでください」と言っている状況ですよね。
そもそもが、事務所運営が普通に成立している弁護士に対する対応なわけで、文面を見ても、マスコミに対応することが本人にとって何らメリットを生む状況にあるとは思えません。
多くの人がマスコミに対応するのは、マスコミによって大衆に自己イメージがより良く流布されるとか、逆に悪いイメージを流布される防止になる、という目的があるからです。
マスコミに出て、ギャラをもらう事が目的の、いわゆるマスコミで仕事をしている人を除いては、基本的にはそういう理由からですよね。
ネットでの情報流布がそれなりに力を得ては居ますが、マスコミはやはりレガシーのメディアで、従前から情報収集の手段としてきた層には、やはり大きな影響力を持つわけです。
そういった状況の背景があるので、大きな金銭の授受もなく、ほぼボランティア並みの関与をしてくれている訳です。 そこの処の思惑を見誤ると、今回の番組関係者みたいに、*2相手が抗議しているにも関わらず、平気で無神経な対応をして、相手の怒りを買う、という事になっているのではないかと思う。
マスコミもいつまでも大きな影響力を持つかと言うと、今後のネットの発展の状況に関連して、微妙な処もあるので、少しは自分が相手にどう判断されているか、くらいは考えた方が良いと思う。


ちなみに、相手に拒否を受けていて、かつ、自分の行動が威嚇を以って、相手の業務を妨害するに至っている場合にどうなるかは、刑法にあります。

第三十五章 信用及び業務に対する罪

(信用毀損及び業務妨害
第二百三十三条  虚偽の風説を流布し、又は偽計を用いて、人の信用を毀損し、又はその業務を妨害した者は、三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。

(威力業務妨害
第二百三十四条  威力を用いて人の業務を妨害した者も、前条の例による。

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/M40/M40HO045.html

本件の内容は、流石にそういう状況になっているとは思えませんが、執拗に相手へ対応を迫ってしまえば、上記の状況は十分に発生しうるわけで、あまり相手に行動を強要するのも考え物であると思いますよ。

*1:一方側の説明にせよ、少なくとも発言の背景は判明する。もし、状況が違うのであれば、「アッコにおまかせ」側は説明の機会はいくらでもあるでしょう。マスコミなんだから。

*2:自分の都合よく使える人間だと思って、