日々の給与が上がる訳でもなく、特に有期雇用契約の労働者にとっては下がる事もあるのでは。
経済が好調な場所もあるでしょうけど、社会の底辺が広がり、その実感が感じられない層が増えたことも、経済の低迷に力を貸している気がする。
そして、消費税増税。
個人的には、消費税と言うのは逆進性が強い*1とされていますので、増税をするのであれば、そういう給与が低めの層に手当てが必要だと思いますが、そういった雇用が不安定な層への手当て、あったんでしょうか?
いわゆる逆進性を打ち消すほどの政策がされていた記憶はない...。政府の広報も空々しく聞こえる*2。
そんな時期に、3%諦める生活 - ひきこもり女子いろいろえっち の記事を見た。ここに書かれているのは非常にリアルな現実だと思う。実際に、かなり多頻度で起きていると思う。
ちょっと話題を離れて。
先日、ちょっと知っている会社を訪問したら、飲み会の話をしていて、派遣の人が参加しない、と不満顔でした。
でも、私はそこに相手の鈍感さを見ました。
派遣の雇用の不安定さは同時に、給与の不安定さでもある。そういう視点が無く、相手にもしかしたら存在するかもしれない、困窮の可能性に気づかぬ鈍感さが嫌だった。
そういう感覚は、相手の事も考えずに情報交流できず、相手のスキルを軽んじたり、相手の素性を一方的に断じ、契約を切ったりする冷酷さに繋がっていく事が容易だ。
時に相手に損を強いるやり方は、win-win の関係を築けずに相手から何かを奪う事になりかねない*3。...そういう部分に鈍感になり、困窮に気づけない人にならないように努力していきたい。