luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

そういえば、まともな IT業界ドラマって見たことないぞ。

ドラマ「明日、ママがいない」第1話へ児童養護施設関係者からのツッコミ - Togetter ←こんな纏めが出来てた。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2104438.html より、「...ただでさえ傷を負っている子どもたちに対し、さらに偏見差別を生みかねない(記事より)」と慈恵病院はコメントしていますね。
ドラマ「明日、ママがいない」第1話へ児童養護施設関係者からのツッコミ - Togetter にコメントした内容から。

...で、ちょっと思ったのが、まともに描かれた IT業界って見たことないなあ、と。
ドラマに見る「緊急対応」に対する一般的イメージ - にぽたん研究所 でも、かなり突っ込まれているのですが、どこが変か、分かります?

サーバルームは森タワー内に置いているらしい。
なので、電源とか、帯域とか、設備コストとかはあんま関係ないらしい。

電源や収納性、耐震性、温度、湿度とかが一切考慮されていない、極めて劣悪なサーバルームで 50 億円のプロジェクト*1は進んでいます。

http://blog.livedoor.jp/nipotan/archives/19009730.html

どうしてこんなコメントが付いているのか分かりますか?
google*2 とか、他のサービスプロバイダ*3でもいいと思うんですが、高品位、大量データ処理なサーバールームが自社オフィスにあるのが、まず間違い。
自社ビルに置くやつって、社内LAN*4の管理サーバーとかでしょ。大きな会社では、それすら自社内に置かなかったりしますが。処理帯域、処理速度を大量高速にしたいサーバー機器を、賃料が高く、配線・拡張がしにくく、耐震性はあるかもしれないが、冷房が効きにくく*5、火災発生しやすく*6、湿気があるような場所*7に置くわけないって。
ここだけで、コメント山盛りにできますよ(爆笑)。実際のサーバールーム管理をしたことがある人なら分かりますが、そういう施設はとある場所に大々的にあって、そこには専用の機器がちゃんと設計されて収まってます。どっかのローカルなサーバールーム(自社マシン管理用)を覗いて、そこの描写をなぞったような絵を安易に作るから、こうなる。
サーバールーム描写だけで、これだけのものになるので、今日はここまでにします。また、暇があったら、IT業界ドラマの変な部分については書くかも。最近では、google のサーバールーム公開*8、とかもやってたりしませんでしたっけ?(笑)

ステレオタイプについては、下記の書籍を参考に。
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*1:これくらいあったら、サーバー設置費用たっぷりあるはずでしょ。

*2:サーバーは世界各地にあるはず。

*3:負荷分散型のサーバー専科の施設に置いているはず。守秘契約で各社のサーバーの所在地までは把握してませんが。

*4:要はイントラネットだ。間違ってもインターネットじゃない。

*5:サーバールームって、寒いくらいに冷やします。サーバーが熱を発するからね。熱くなると機器不全を起こしやすいし。

*6:他オフィスからの出火に巻き込まれやすい。

*7:だーかーらー、乾燥してないと、機器が故障しやすいだろ。

*8:ちなみに、記事は http://japan.internet.com/webtech/20121018/3.html とかを読んでくれ。これもごく一部でしょうけど。