luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

私は、私の視点しか持てない。されど...

意識せずとも、私は「私の体の知覚器で感じた情報」を脳で受け取って、感覚を持ち、視点を持ち、考えています。つまり、基本的な「私の視点」とは、「私が見ていて考えている視点」になります。
これに対比して、対峙する相手が居る訳で、当然にして相手は、「相手にとっての『私の視点*1』から、見て考えています」。ここは非常に大事な事と思います。


人の事を言う時に、知らず知らずのうちに、「相手が考えて感じている視点」ではなく、「自分が見た視点」で言ってしまっている場合があり、「見ている視野が違うかも」という思考がなおざりの事があります。こういう場合には、自分が言っている指摘がピント外れなばかりか、害になってしまう事もあるので、注意が必要です。
これの典型的なものに「帰属の誤り」というものがあります。http://www8.plala.or.jp/psychology/topic/kizoku.htm より。また、同様に 根本的な帰属の誤りとは - Weblio辞書 からも。

「基本的な帰属の誤り」というものです。これは、他者の言動の理由を推測する場合に、それが明らかに外的な影響を受けての言動であるにも関わらず、 行為者の性格や態度などの内的なものに帰属させやすいという一般的傾向のことを言います。

http://www8.plala.or.jp/psychology/topic/kizoku.htm

人間は人の行動を根拠なくその人の「種類」によって決定されていると見る傾向があり、社会的かつ状況的な影響を軽視する傾向がある。

http://www.weblio.jp/content/%E6%A0%B9%E6%9C%AC%E7%9A%84%E3%81%AA%E5%B8%B0%E5%B1%9E%E3%81%AE%E8%AA%A4%E3%82%8A

人が自らの行動を行った結果の原因を、間違って指摘すれば、人が怒るであろうし、諍いや争いの原因となるであろう。上記の事を行わないように、思考は「私の視点」が主になっている事を意識しよう。さすれば、相手の視点で考えることも意識的に行うことが出来、問題の発生を抑えることが出来るであろう。

*1:相手の視点