若いというのは、少なくとも経験は浅いという事。世の中を知っているつもりにはならない方が良い。 - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック と 昨日は若者の話を書いたが、年配者も結構イタイ時がある。 - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック の総括を書いておこうと思う。
人が表現する経験則を正しく評価するためには、何が必要なのか。
人が正しく成長し、経験則を得て、それを披露するに必要なことは。
(1) ちゃんと経験を積む事。知識で知っているだけではなく、ちゃんと実践して身につくものがあり、そこから語れるものがあること。評価の第一点*1。
(2) 年齢を経ただけではなく、ちゃんと経験を正しく評価し、自らの行動則として、濃く厚く評価できるだけの実質を備えていること。まやかしでない、正しい行動則を得ている事が大事。評価の第二点*2。
人の経験則を評価するにも、上記の二点は必要です。
自己の得た知己と引き比べて、相手を評価する必要があるから。自己の経験が無くても評価できないし、自己の得た知己が十分でない場合にも、正しく評価できない。
そして、人の経験則を評価する場合に、これに加えて、非常に大切な視点がもう一つだけあります。
それは、相手の経験則を正しく評価しようとする姿勢。相手への尊敬、リスペクトを正しく表現できる行動の習慣です。
私は最後の内容も、ある意味、経験によって行動習慣として備わるものだと思っています。これがない人は、いくら正しい経験則が身についていても、最後の最後で、相手叩きに走り、互いの経験則を認め合う事が出来ません。
そして、残念ながら、そういう人は互いの経験則で周囲の行動を盛り立てることができないので、色々な施策の場で、最終的にはあまり成功しません。
自己の独善では、他の経験者たちの協力を得ること*3が出来ませんからね。