luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

世の中の現実に立ち向かうと言う事。そして、事実認定は、一番大事。

世の中、事実関係というのが、なかなか分かり難い事もある。
特に、自分が知らない分野の事や、自分が知っていると思い込んで、深く突っ込んで調べていない事は、結構、間違えがちです。
マスコミ報道でも、自分の専門分野の報道をチェックすると、大変に間違い、勘違いが多いし、マスコミ以外のネットの意見も、人に踏み固められていない、検証が十分でない分野は、かなり的外れの意見も多く出てきます。
そういう意味では、とある分野の多数意見が正しい、とは決定付ける事ができない*1んですね。
研究しなければなかなか分からない専門分野の話は、多くの人にとって誤解の山なので、そういう分野への意見は慎重になるべきだし、謙虚な姿勢で、他方向の意見に耳を傾ける、という行動が重要かと思う。


ここで重要なのは、多方向からの意見に耳を傾ける、という事だと思う。視点が偏ると、その視点の意見に偏ってしまいがち、なので。
それら多様な意見にも、自己執着のような、あまり囚われると害のある意見もあるので、そういう選択肢を排除しつつ、物事の隠れた影を明るく照らし出し、全容を明確にする、というのが事実に近づく、時間はかかるけど良き道なのだと思う。
意見を表明する総ての人には、その人なりの意見のバイアスを持つ。それを排除する事は出来ないから、代わりに違う意見との対照を見て、その違いを事実検証の論拠とする事が大事なのではないかな。


...重要なのは、一つの視点にこだわってしまわない事。
世の中の現実に立ち向かっていくためには、事実認定は一番大事なこと。...だから、そこで多視点の意見を照らし合わせ、事実に近づいた基盤を作り、そこに立つのが第一歩であり、その後も続けていかなければならない、標準的な手続きなのではないだろうか。

*1:的外れな意見が多数派、という事だから。