luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

HIV感染症への治療が確立することを願って。

なかなか、興味深い話だったので、togetter でまとめてあります。
元々が、HIV感染後に長期にわたって AIDS 発症しない人がいて、その人の遺伝子を研究した成果が、なんと、日本人研究者によって治療薬として臨床開発され、慢性疾患のような治療法に変わりつつあるということ。
HIV 感染したら終わり、ではなく、日々の生活に気をつけて投薬を行い、寿命を全うするような、生活習慣病にも似た、治療生活になってきた、という事。
とても興味深いエピソードを含んだ、希望に満ちた物語です。
実際に、HIV 感染には人間の遺伝子的傾向がかかわっており、CCR5 Δ32 という、天然痘に優位な遺伝子配列がある両親の場合、感染に耐性があり、片親の場合でも、感染を遅らせる傾向がある、とのこと*1
逆に、マラリア耐性の遺伝子が、アフリカでの HIV感染を強めている*2、という話もあり、なかなか興味深いです。
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関連リンク
メモ:北欧系のHIV耐性な変異とアフリカ系のHIV脆弱な変異: 忘却からの帰還