luckdragon2009 - 日々のスケッチブック(Archives)

luckdragon2009 - 日々のスケッチブック [過去記事]

これからが大変ですね、アクアマリンふくしま。大団円と、長い問題解決の始まり。

http://homepage3.nifty.com/infinity-G/mcs/mcs.html』より。

エキセドル4970     「これからが大変ですな」
ブリタイ7018     「ん?」
エキセドル4970     「この銀河系内だけでもボドルザーやラプラミズクラスの機動要塞が1千艦隊以上は稼動しているはず」
ブリタイ7018     「確かにな、しかし歌ひとつでさえこれだけのことが出来た。文化の力を信じるしかあるまい」

http://homepage3.nifty.com/infinity-G/mcs/mcs.html

しょっぱなから、趣味の台詞が炸裂して申し訳ない(苦笑)。 ...でも、朗報後、私の素直な感想を表す、良い台詞集だったので。


...確かに、ご本人の進退問題は解決した。『ご愛読ありがとうございました ( 福島県 ) - アクアマリンふくしまの復興日記 - Yahoo!ブログ』より。

本日、私の処遇が決定し、今後もアクアマリンふくしまで働き続けることができるようになりました。
ありがとうございました。

http://blogs.yahoo.co.jp/fukushimaaqua/9377193.html


しかし...。

先のブログの記事を書いた目的として、一つは、多くの皆様にホタルをはじめとする国内移入生物の問題を知ってもらうことでした。
震災からの復興中の現在、人の暮らしが優先で、「自然を大切にしよう」と言葉を発すると、お叱りを受ける世の中ですが、地域の財産である、「その地域の遺伝子をもつ動植物」を失うのは、大変残念なことです。
50年後、100年後の子孫に「あの時、もう少し知恵を使ってほしかった」と言われない言動が必要と感じています。
ブラックバスが日本に放流されてから、外来生物法 -特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律-で指定され放流に罰則が設けられるようになったのは移入後80年たってからのことで手遅れの状態です。
手遅れになる前に生物移入の問題を広く皆様に周知していくことが環境水族館アクアマリンふくしまの義務と考えています。
これからも、地域の動植物という財産を未来に残すのは、今を生きている私たちだということを、少しでも多くの人に伝えたいと思っています。

http://blogs.yahoo.co.jp/fukushimaaqua/9377193.html

上記の内容と、

もう一つ、現在の福島県を取り巻く重要な問題として、「科学的に証明されていない事象」が福島県に蔓延することを抑止するためでした。
こちらは少し深刻で根が深いものがありますので今後も経緯を見守っていかなくてはならないと思っています。

http://blogs.yahoo.co.jp/fukushimaaqua/9377193.html

この内容は、とても大変な、今後も長く続く内容を示唆しています。


生物の多様性の保持、そして地域遺伝子の保全の問題は、前回もほんの少しのさわりを紹介してみたが、そもそも問題点をどう定義すべきか、という課題もあり、簡単に解決する問題ではない。
例えば、地域遺伝子の保全を考える際には、その保全*1と同時に、その多様性*2も考えなければならない。
まあ、こういう複雑な定義と、調査分析を伴う、議論と考察こそ、アクアマリンふくしま学芸員の専門性が発揮される分野であり、前回の記事に書いたように、彼らこそが最適任者であろう。
だから、思う存分、その力を発揮していただいて、活躍していただきたい。難問だとは思うが、良い成果を挙げていただくことを、期待したい。何せ、この分野の話、ホタルプロジェクト、やらかしてしまっているので。
http://local55.jp/local55/news/26346』より。

ゲンジボタルの幼虫300匹、ヘイケボタルの幼虫400匹のほか、ホタルのえさとなるカワニナ4000体を放流した。

http://local55.jp/local55/news/26346

...しっかり、地域原産でないホタルの幼虫放流、やってます。カワニナも、地域特性とか、多分考えていない*3ように思う。


ところで、「いわき湯本温泉ホタルプロジェクト」は、どうなるのでしょうね。
ご本人への抗議文の顛末は明らかにしていない*4し、今回の騒動に関しての公式見解はまったく表明していないようですが。
後、今後の方針への布石とか、今のうちにやっておいた方が良い*5とおもうのだけど、このまま行くつもりなのだろうか。...そこら辺、かなり気になっていたりする。


後、『科学的に証明されていない事象」が福島県に蔓延』も、大変ですよね。
最近の話題としては、福島のエートスに関する、妄言やら陰謀論やら、も話題になった。何か死亡例とか、病例が挙がるたびに、変な思考に歪曲するようなデマが出てくる。→『工作員マリリン vs. 「権力側(笑)工作員」 - Togetter』『まとめよう、あつまろう - Togetter
その一方で、良いニュースがなかなか伝えられない。→『中央メディアが伝えない事 - 杜の里から*6
そもそも、ホタルプロジェクトのホタルの役割自体も、ホタル自身は微妙な線量での発光の違いはないのに、「ある」としていて、各所の情報提示も、それに従った奇妙な記載になっているので、そこら辺も早急に修正した方が良いでしょうし。
altered image(z) : 「ホタルプロジェクト」の背景をしらべてみたよ』で出てきた話によれば、その辺の話を主張していた人は、湯本からは去ったようですが、行動内容自体は変えていないようなので、他所で同じ内容を繰り返すでしょう。その対策も必要でしょう。
また、『ナノ純銀除染 - Togetter』も、今のところ、福島で行われている、という話は聞いていないが、そういった内容を実施されないように、また、類似のニセ科学の行為も、防止していかなければならないでしょうし。


でも、長い道のりの最初の一歩ですが、『ご愛読ありがとうございました ( 福島県 ) - アクアマリンふくしまの復興日記 - Yahoo!ブログ』より。

アクアマリンふくしまの復興日記」の最古参の読者の皆様は知っていると思いますが、もう一つの公式ブログ「生きものBLOG」 http://fksmarine.blog12.fc2.com/ です。
こちらをリニューアルし、今後、情報発信していきたいと思います。

http://blogs.yahoo.co.jp/fukushimaaqua/9377193.html

こういった情報発信を、今後も見守り続けたいと、思います。


さて、結局のところ、そろそろ日常に立ち戻り、復興というよりも、前に向かって普通に歩き出す時期になっているのでしょうね。...今回の事件の関係者に限らず、東日本大震災を経験した総ての人に言えることのように思います。


...さて、私も、いずこへ歩き始めましょうか。

関連リンク
http://homepage3.nifty.com/infinity-G/mcs/mcs.html
ご愛読ありがとうございました ( 福島県 ) - アクアマリンふくしまの復興日記 - Yahoo!ブログ
http://local55.jp/local55/news/26346

何故、いわき湯本温泉ホタルプロジェクトでの、ホタル幼虫放流自体が問題なのか。 - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック
もう濡れ衣だ、と言い募っていれば終わる段階は過ぎた。ホタルプロジェクト。 - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック

工作員マリリン vs. 「権力側(笑)工作員」 - Togetter
まとめよう、あつまろう - Togetter
中央メディアが伝えない事 - 杜の里から

altered image(z) : 「ホタルプロジェクト」の背景をしらべてみたよ
ナノ純銀除染 - Togetter

生き物BLOG*7

窪田順生の時事日想:オリンピックの制服デザイナーが語る、ハンカチへの想い (3/3) - ITmedia ビジネスオンライン

日の丸をよく見て欲しいんですが、なかに東北6県のシルエットが入っています。“日本一”の選手たちが東北のために世界にいい意味で、波紋を起こすような活躍をする。その姿を見て、東北の方たちに元気になって欲しい。

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1207/31/news017_3.html

*1:変わらないと言う因子。

*2:遺伝子の多様性のゆらぎを、どう保持していくか。また、ゆっくりの変化も、どう許容していくか。文字でさらっと書いたが、概念としてはとても難しい内容を含みます。純化すると遺伝子固定化という死ですし、多様化も許容を外れれば、種の定義域からの逸脱です。そもそも、地域性の保持という定義は、遺伝子の変化と、二律背反します。勿論、両極端でない要素で、集団統計的に生物群として捉えて考える、という事になりますが。元々、その地域独自の固有種と言うのは、その地域の環境に依存していることが多く、その地域の環境要素が大きく変化すると、適応できずに絶滅する、というような弱点も持っていますし。

*3:確認できていないが。

*4:多分、地元のメンバーは関係ないのでしょうけど、その釈明はやっておいたほうが良いと思うけど。再出発の仕切りなおし、をすると考えれば。

*5:注目されているうちに表明しておいた方が、広報効果が高い。

*6:引用→『これには福島県を訪れた観光客の感想などが詳しく紹介されており、これは明らかに「朗報」』

*7:始まる予定のブログ。