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実際には平等ではないのですから、考えるべき事。

生活習慣病は誰のせい? - とらねこ日誌』の追加のコメント記入内容。

luckdragon2009 2012/06/21 04:13
さて。

世の中は実際には公平ではありません。糖尿病の合併症もあまり出ない人がいる一方で、複数の合併症が出る人も居ます。

なお、典型的な合併症(例えば、ちょっとした体の神経節の微細な痺れ等)は全員に出ます。

世の中は公平ではなく、人は遺伝子に差異がある生まれをしますので、実際には同じ状態に見えて、確実に差があり、重篤な症例が出る人が出るわけです。

そういう人に、他の人と同じ感情を持て、と言っても始まりません。世の中に、不幸な人、というのは出るのです。

そういった人に、格段の思いやり、を持つことは、決して不公平ではないと私は思います。境遇が平等ではありませんので。
不幸な状態なら、特別に配慮をし、そして相手に、それに伴う負い目(そういう人は感受性も大抵高いから、感じていることが多い。スティグマ、と言います。)を与えてはいけないと思います。

平等ではないのですから、与える量が違うのは、「当たり前」です。

http://d.hatena.ne.jp/doramao/20120619/1340091663

...よく、相手に他の人と平等な行動を求める人や、世の中の情勢がありますが、それは期待することはあるかもしれませんが、実際には境遇は相違してしまいますので、「実態は違う」。
生活保護の話、持病の闘病の話、社会の、人の行動の結果の話、それぞれ、一見違う話のように見えて、根っこのところで繋がっている話。
そう、世の中は実際には不平等だから、色々与えなければいけない人が出る一方で、与える人も出るわけです。
それが社会の利得の再分配であり、福祉がある理由です。


医療においても、大きな負い目を持つ人に、限界はありますが、ある程度大きな治療を与える必要が生じる場合があります。
社会の、各自の行動も、一見ワガママに見えて、それは各自の事情ゆえだった、なんてのは普通にあり得ますので、ちゃんとその状況を理解して、人の「説明されない、何らかの事情」があるかも、という気持ちは忘れないでいたいです。
説明してくれればありがたいですが、人は自分の「負い目」を話してくれるとは限りません。
まして、人のちょっとした瑕疵に、その人の何らかの理由を妄想したりするなんて、醜悪なことです。人は容易にそれをしてしまいますが。


...人は「負い目」をもつもの。...人に対する思いやりは、それを補うものだと、私は思います。

関連リンク
http://www.socius.jp/lec/20.html
CiNii 論文 -  大学入学者選抜に対する公正イメージの研究 : 「公平信仰社会」という論法・恣意(研究発表II II-4部会 進路と教育)
人を傷つける無関心、人を理解しようとしない無理解。そして...? - luckdragon2009 - 日々のスケッチブック

人は自分が幸運に恵まれることを願い、自分の望むことをする。
幸せで在れ。...相手に心を届けよう。...相手に特別なものを与えるのは、決して不公平じゃない。人は「違う」もの。

参考文献
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