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生活保護の問題点は、不正受給にあらず。

今日も忙しいが、ちょっとだけ、記事を書く。
2012-05-28』にも書いたので、コメントを読んで欲しいが、要は不正受給が問題点ではないと考えます。


生活保護問題対策全国会議 -生活保護制度に関する冷静な報道と議論を求める緊急声明』より。

(1) 雇用の崩壊と高齢化の進展が深刻であるのに雇用保険や年金等の他の社会保障制度が極めて脆弱であるという社会の構造からして、生活保護利用者が増えるという今日の事態はて当然のことであること、(2) 生活保護制度利用者が増えたといっても利用率は1.6%に過ぎず、先進諸国(ドイツ9.7%、イギリス9.3%、フランス5.7%)に比べてむしろ異常に低いこと,(3) 「不正受給」は、金額ベースで0.4%弱で推移しているのに対して、捕捉率(生活保護利用資格のある人のうち現に利用している人の割合)は2〜3割に過ぎず,むしろ必要な人に行きわたっていないこと(漏給)が大きな問題であることなど,生活保護制度利用者増加の原因となる事実が置き去りにされている。(注2)

http://seikatuhogotaisaku.blog.fc2.com/blog-entry-33.html

今回、引用というには、記事分に対する割合が大きくなってしまうが、重要な情報なので、ここに掲載しておく。
この事実に関して、いまいちど考えて欲しい。生活保護というのは、誰でも困窮する可能性が考えられることから設定されているセーフティネットのはずだ。
誰でも利用する可能性がある、という意味では、自らも利用する可能性がある制度に対しての考察、という意味で、制度を活用し、うまくまわしていくための方法を考えるべきだと思う。

関連リンク
生活保護問題対策全国会議 -生活保護制度に関する冷静な報道と議論を求める緊急声明
http://synodos.livedoor.biz/archives/1933029.html