『http://mindgater.hatenablog.com/entry/2012/05/19/022041』を読んでいた。
...まあ、なんと言うか、このツイートに尽きる気がするのだけど。
「アスペルガー症候群は人の気持ちが分からない」という人は一度でいいから「私はアスペルガー症候群の人の気持ちを分かっているだろうか」と自問してみて損はないよ。もちろんそれなりに勉強した上でね。やるんならそれをやってから思う存分ディスって下さい。ヘイトスピーチでも何でも存分にどうぞ
https://twitter.com/mindgater/statuses/203495812951576576
...例えばさ、相手に理解を要求するときに、相手を理解していない、って、あり得る話なの?
それって、自分が所属する多数派の共通項を「あたりまえさ」のドヤ顔で、押し付けているだけなんじゃないの?
例えば、『自閉者と自分勝手なコミュニケーション - hituziのブログ 無料体験コース』より。
自閉症が病気であろうと、なかろうと自閉者と非自閉者には ちがいが あります。そのちがいを把握することこそが、自分勝手で一方的なコミュニケーションをしないために 必要なことなのです。
なぜ、わたしは「自分勝手だ」と感じたのでしょうか。それは、わたしが このように接したら、このように反応してほしいと想定していたからに ほかなりませんでした。このようなとき、ひとは「ふつう」このように反応するものだし、それが あたりまえだ。そうしないのは勝手だと、ごーまんにも わたしは かんがえていたのです。
(中略)
自閉者のコミュニケーションが自分勝手だと感じたとき、まさに、わたしたちは、そこに鏡に うつった自分のすがたを発見するときなのです。それをみのがしつづけるかぎり、うまくいかないコミュニケーションの責任を、片方だけに おしつけつづけてしまうのです。その片方とは、いつも、少数者、社会的弱者では なかったでしょうか。
本来、身勝手さは双方の感じ方、考え方の相違で発生するはずのもの。
もし、それが片一方の責任や、原因として捉えられるということは、それが、少数派、弱者に押し付けられているよ、という事も意味します。
多数派が、自分の数の多さを頼みに、自己の思考、理解への努力を放棄する一方で、その努力を少数派に押し付けているわけです。
...さて、身勝手なのは「自閉者」ですか? それとも?
追補
なお、最初の記事、追記で『http://mindgater.hatenablog.com/entry/2012/05/20/075433』に記事がある。
ご本人が、再度発言の意味を探った記事ではあるが、結局のところ、難易度の高いコミュニケーションは発達障害に限らずどこにでもあるものです。
ある意味、それはお互い様で、相互に理解を深めていく必要があるのは、ごく普通の生活の情景でもある。
...そういう意味では、ブログ主自体が前述の記事の内容を修正する必要があるとは、思えませんでした。
[][]
関連リンク
『http://mindgater.hatenablog.com/entry/2012/05/19/022041』
『自閉者と自分勝手なコミュニケーション - hituziのブログ 無料体験コース』『「発達障害による生きづらさ」に向けられる視線 - 泣きやむまで 泣くといい』